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国語の書き抜き問題で迷子にならないために!親が教えられる基本と応用の攻略メソッド

国語の書き抜き問題で迷子にならないために!親が教えられる基本と応用の攻略メソッド

国語のテスト答案をみて、書き抜き問題で「あと一歩だったのに!」と悔しがっている我が子の姿を見たことはありませんか。どこを探せばいいのか分からず、闇雲に文章を読み返して時間をロスしてしまう。あるいは、答えの場所は見当がついているのに、指定された字数にどうしても合わなくてパニックになる。そんな悩みを持つ保護者の方は非常に多いものです。実は、書き抜き問題には「宝探し」のような明確なルールと手順があります。今回は、お子様が自力で正解にたどり着けるようになるための「基本」と「応用」の二段階攻略法を説明的文章の場合としてご紹介します。

目次

基本編:文章の地図を手に入れ、キーワードで範囲を絞る

書き抜き問題の第一歩は、文章全体を闇雲に探すのではなく、正解がありそうな場所に「当たり」をつけることです。文章の構造から当たりをつける 説明文や論説文には決まった形があります。話題(主題)は文章の最初の方に、結論は最後の方に置かれることが一般的です。 まずはお子様に、文章全体の構成を意識させましょう。

話題提示:最初の段落。ここで「何について書かれているか」を把握します。
具体的説明:中間の段落。例え話や詳しい理由が書かれています。
まとめ(結論):最後の段落。筆者が一番伝えたいことが書かれています。

この「地図」があるだけで、問いの内容に合わせて「前半を探すべきか、後半を探すべきか」を判断できるようになります。段落の「はじめ」と「終わり」を狙い撃つ 各段落の要点となる「中心となる文」は、その段落の最初の一文か最後の一文にあることが非常に多いです。 お子様が答えの範囲を絞り込めない時は、「各段落の最初と最後だけを読んでごらん」とアドバイスしてみてください。これだけで、正解の候補が見つかる確率が劇的に上がります。

キーワードを相棒にする

設問に含まれている言葉や、本文中に繰り返し出てくる重要な言葉(キーワード)に注目します。 キーワードが本文のどこに出ているかをチェックすることで、解答範囲を絞り込めます。もしキーワードが複数箇所にある場合は、その言葉が「話題を示しているのか(~とは、~について)」「問いかけているのか(なぜ~か)」「まとめているのか(結論)」という役割に注目して、設問に最もふさわしい箇所を選びます。

応用編:指示語の罠を見抜き、字数の壁を突破する

基本ができるようになると、次にぶつかるのが「指示語」と「字数制限」の壁です。ここからは、高得点を狙うための応用テクニックを解説します。指示語の「直前」の法則と、その先にあるもの 「これ」「それ」「その」「そういう」といった指示語は、書き抜き問題の最大のヒントです。基本的には、指示語が指す内容は「その直前」に書かれています。 しかし、中学入試や高度な読解問題では、直前の言葉をそのまま抜き出しても字数が合わないように作られていることがあります。字数が合わない時の「言い換え探し」テクニック お子様が「場所は分かっているのに字数が合わない!」と困っていたら、以下の手順を教えてあげてください。 指示語が指している内容を自分の言葉で理解する。 その内容と同じ意味(言い換え)の表現を、少し範囲を広げて探す。 特に、指示語が「そういうことから」のように段落のまとめとして使われている場合、その前の段落全体を指していることがあります。その段落の中にある「中心となる文(要点)」を探し、そこから指定された字数の言葉を抜き出すのが正解への近道です。指示語の置き換えチェックを習慣にする 書き抜いた言葉が本当に正しいか不安な時は、その言葉を指示語の部分に実際に当てはめて読んでみる「置き換えチェック」が有効です。文脈がスムーズにつながれば、それが正解であるという確信が答え合わせをしなくとも持てるお子様が多いです。

お子様の認知の仕方によって、「見ながら書き写す」、「線を引いてそのまま書き写す」、「〇や▢で囲んで書き写す」「または何もしない」など、正確に書き写す所作があります。そもそもそこまで至らない場合は、時間がかかる問題だと判断し飛ばして他の問題を行うという選択もお子様自身に迫られます。

家庭でできるサポートのコツ

保護者の方が教える際に大切にしていただきたいのは、「答えを教えること」ではなく「探し方を教えること」です。

線引きの習慣化
重要なキーワードや、指示語、段落の最初と最後には線を引くよう促しましょう。後で探し直す手間が省けます。※引きすぎは逆効果です。記憶の再現が非常に難しくなります。
理由の言語化

なぜそこだと思ったのか、お子様に理由を説明させてみてください。「指示語の前に書いてあったから」「字数がぴったりだったから」と理由を言えるようになれば、論理的な読解力が身についている証拠です。
条件の徹底

書き抜き問題は、一字でも間違えたり、句読点を含めるかどうかを間違えたりすると不正解になります。最後の一文字まで慎重に確認する癖をつけさせてください。

お子様に「言い換え」を教える際は、抽象的な説明よりも、「同じ意味の言葉探しゲーム」や「パズルのピース合わせ」のような感覚で声をかけてあげると、スムーズに理解が進みます。具体的な3つのステップと声かけのコツをご紹介します。

1.「同じ中身で、別の言い方」を探す探偵ごっこ

書き抜き問題で指示語(これ、それ、そのなど)の直前を見ても、指定された字数に合わないことがあります。そんな時は、指示語が指している「内容」そのものを別の言葉で表現している場所を探す必要があります。

声かけ例 「指示語の『これ』は、直前の内容を指しているよね。でも、ここの言葉だとマス目に足りない(多い)みたい。本文の中に、同じことを言っている『きょうだいの言葉』が隠れているはずだから、一緒に探してみよう!」 「筆者が一番伝えたい『まとめの文』の中に、もっと短く(長く)言い換えた言葉がないかな?」

2.「パズルのピース」を合わせる感覚で

書き抜きには必ず「文字数」という条件があります。これを「制限」と捉えるのではなく、正解を見つけるための「ヒント(パズルの枠)」としてポジティブに伝えましょう。

声かけ例 「この問題は『十字』って決まっているね。指示語のすぐ前は八字だから、ちょっと足りないみたい。中身は同じだけど、十文字でぴったりはまるピースがどこかに落ちているよ。探偵になって見つけてごらん!」 「キーワードの『手段』という言葉が含まれていて、なおかつ意味が同じ場所はどこかな?」

3.最後は「入れ替えチェック」で魔法をかける

見つけた「言い換え」の言葉が本当に正しいか確認する最終ステップです。指示語の部分に見つけた言葉を実際に入れて読んでみることを促します。

声かけ例 「いい言葉が見つかったね!じゃあ、仕上げに魔法をかけてみよう。指示語の『それ』を、今見つけた言葉に入れ替えて声に出して読んでみて。意味が自然につながるかな?」 「もし入れ替えてみて『あれ?変だな』と思ったら、別の言い換えを探すチャンスだよ!」

教える時のポイント

まずは「指示語は前を指す」という基本を認めてあげることが大切です。その上で、「でも字数が合わない時は、同じ意味の言葉を別の段落(特に中心となる文)から探してごらん」と、ステップアップのヒントを出すのが効果的です。「正解は一つしかない」とプレッシャーを与えるのではなく、「本文の中に必ず答え(言い換え)が書いてあるから、それを見つけ出す宝探しだよ。」と伝えてあげると、お子様の心理的なハードルが下がり、楽しみながら取り組めるようになります。保護者が見てあげている場合、そっと録音しながら言い方がきつくなっていないかどうか確認してみてください。親御さんも忙しいので急かしたり、強要しているつもりはないのにお子様にはそう受け止められてしまう場合は、いったん距離を置くことです。

まとめ

まとめ

書き抜き問題の攻略は、国語全体の得点力を底上げする鍵となります。

基本段階:文章全体の構造を理解し、段落の「はじめ」と「終わり」を意識して、キーワードから範囲を絞り込む。
応用段階:指示語をヒントにしつつ、字数が合わない時は「同じ意味の言葉(言い換え)」を粘り強く探し、最後は「置き換えチェック」で確実性を高める。

この二段階の手順を繰り返すことで、お子様は「なんとなく」ではなく「根拠を持って」正解を選べるようになります。国語の勉強が、ただの暗記や勘ではなく、論理的なパズル解きのように感じられるようになれば、お子様の成績は自然と伸びていくはずです。ぜひ、今日からの家庭学習に取り入れてみてください。ただし、国語の時間配分において無理がある場合は、あえて書き抜き問題で戦わないという選択肢もお子様によってはあります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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