中学入試を終えた小学７年生にならないために

2025年2月18日

中学受験を終えて、新たなスタートラインに立った皆さんへ。２月から３月にかけて、これからの中学生生活を有意義にスタートするための学習対策を紹介します。高校生になる場合も同様に節目ですので考えていただけると幸いです。To avoid becoming a seventh grader after finishing the junior high school entrance exam.

中学受験が終わり、やり切った感、屈辱感などご家庭により状況は様々だと思います。しかし、、その後学習を全くしなくなる状態は小学７年生です。数日は良いかもしれないが、その後の準備と努力をしないとあっという間に卒業式、入学式、１学期の定期テストを迎えます。気がついたら、「中学校の成績がこんなはずではなかった」「やばい」など親子ともにで焦ってしまうことも。「中学受験で燃え尽きた」とか、「受験が終われば人生安泰（昭和的思想）」など、都合の良い解釈をしないようにも中学入学準備は必要です。どんな中学校でも充実した中高６年間を過ごせるように最初のスタートは大切です。

学習対策：２月～３月

小学校の友達と交流する

小学校では最後の思い出づくりに活動できることは参加する子どもが多いです。中学校で新しい友達を作るためにも、今のうちから友達とのコミュニケーションを大切にしましょう。学校内の遊びでも勉強でも一緒にすることも良い経験になります。周囲との距離感は子どもにより個人差がありますので、あくまでも目安として考えてください。

英語の基礎を固める

単語や文法の知識を再確認することで、中学校での学習がスムーズになります。
特に目標がなければ、英検の級を取得しましょう。大学入学共通テストは共通テスト利用にて英語は英検取得で得点換算してくれる私立大学は多いです。S-CBT方式ならば自分の都合でいつでも受験できますのでモチベーションアップも兼ねて用することをお勧めします。普段はその問題集を使うと学習時間は担保できます。また、興味がない場合は簡単な英語の本や漫画を読んだり、英語のアプリを使ったりして、楽しく英語に触れる時間を持ちましょう。ある程度英語をやっていた方は筆記体の練習をしておくとスペルを書く抵抗感がなくなります。英語は４技能あるので、特にライティングを意識させましょう。

数学の基礎を復習する

受験で学んだ数学の基礎をしっかりと復習しましょう。特に、計算問題や基本的な公式を確認しておくことが重要です。問題集やドリルを活用して、毎日の習慣にすることで、基礎力を強化しましょう。正負の数は確実にできる状態が望ましいです。

国語の読解力を鍛える

国語の読解力を高めるために、様々な文章を読んでみましょう。新聞記事やエッセイ、物語など幅広いジャンルの文章を読むことで、読解力が向上します。また、受験時に読みたかった作者の本等を読むのもいいですね。時間的余裕があれば、読んだ文章の内容をまとめたり、感想を書いたりすることで、理解が深まります。

塾によっては中学前の準備講座があり、通っていれば１学期の中間テストまでの内容はカバーしているところが多いです。中学校に入ってから塾に行くかどうかも決めておきましょう。

Q＆A

中学校の課題や準備のための勉強はいつやる？

制服採寸時や説明書類を受け取る時に学校によっては課題がだされる中学校もあります。中学受験の時と同じ時間帯でその時間にあてて準備しましょう。登下校で疲れますので、習慣が大切です。何度か書いてきましたが、中学受験のポイントで気就寝時間と起床時間は一定に、特に後者は大切であることがここでも活かされます。

「中学受験は１学期の定期テストまで続く」と思ってください。子どもがほぼ自発的にPDCAが回せるようになるまでが受験と考えると気持ちが引き締まります。疲労から体調を崩す保護者も多い時期ですので、ちょっと困ったら、この言葉を思い出していただけると幸いです。

学習対策：３月

予習を始める

新しい教科書を手に入れたら、目次は全教科目を通させておきましょう。どれくらいの分量があるのかを知ることです。特に、興味のある科目については、予習を進めておくと新学期の授業がスムーズに始められます。国語や社会の教科書はわかる部分とわからない部分を分けて先に読んでしまうことをお勧めします。先に述べた、英語や数学の先取り学習もおすすめです。