中学受験に直接関係ないと思うかもしれませんが、防災対策について猛暑対策と併せて家族で話しておきましょう。親としては、学校見学の時に、非常時の学校の備蓄や宿泊グッズはあるか、どういう対応を予定しているかを聞いておきましょう。(たいてい3日から7日と答えてくれます。)記述問題や関連法案についても用意してあるので最後まで読んでいただければ幸いです。What you should talk about with your family about disaster prevention measures along with measures against extreme heat.
①防災対策
水や非常食の備蓄はしていても、定期的な確認が忘れがちです。この際、思いついたら備蓄物の確認をしておきましょう。
□一度購入したら終わりではなく、賞味期限や数量を確認し、不足があれば補充する。」
□非常時の連絡手段は、スマートフォンがつながらない場合も想定する。
・電話>SNS(LINE、インスタグラム、等2種類以上)>メール
・事前に家族で避難場所、集合場所を決めておくことが重要です。家の場合、学校の場合。
・家族がバラバラの場所にいる場合でも、改めて再会できるような安全な場所を選ぶ。
□安否確認の「連絡先」を決めておく。
家族や親戚、近隣の友人など、誰にどのように連絡を取るのか、緊急時に混乱しないためです。
□持ち物としては、防災グッズを準備しておくことが不可欠。
懐中電灯、携帯ラジオ、応急手当用品、携帯電話の充電器、ろうそくやマッチなど、必要なものをリストアップし、いつでも持ち出せるようにしておきます。
□水の確保も忘れずに。
ペットボトルや水筒に水を入れて備蓄しておくのはもちろん、
非常時には、非常用ポリタンクに加え、浴槽に水をためておくと、洗濯やトイレの使用にも役立ちます。トイレの水を流すのも水が必要ですが、非常時に使える簡易用トイレも用意しておくと水の節約が一定時期にできます。
これらの対策を家族で話し合い、共有することで、いざという時に落ち着いて行動できるようにしておきましょう。
【問題】なぜ、浴槽に水をためておくのか。50文字以内で書きましょう。
バケツ等があれば当然そこにも水はためておくといいです。
【模範解答】
災害時に水道が使えない場合、水分補給とともに、トイレの水を流したり、洗濯水として利用するため。 (48文字)
豆知識:災害対策基本法
災害対策基本法は、日本の災害対策の法的基盤を提供する法律です。内閣府のHPは→コチラ
この法律の目的は、国土や国民の生命、そして身体や財産を災害から保護することです。社会の秩序と公共の福祉の確保。すなわち治安の維持にもつながります。災害が発生した場合、政府は災害緊急事態を布告することができます。これにより、迅速かつ効果的な対策が取られます。具体的には、政府の「閣議」での決定により、対処の基本方針が決めらます。これにより、生活必需物資の配給等の制限や金銭債務の支払の猶予、海外からの支援受入れに関する緊急「政令」の制定、特定非常災害法の自動発動などの緊急措置がとられることになります。
猛暑対策は既にしていると思いますが、ここで考えておいてほしいことは災害時×猛暑対策です。
②災害時の猛暑対策
特に停電時にはエアコンが使えなくなります。
□風通しの良い部屋での過ごし方を考えておくこと。
□体温を下げること
扇風機や冷感シート、冷えピタ、冷凍したタオルなどを用意しておくと役立ちます。電気が通らない場合は電池利用、もしくはうちわ等も大切ですね。
□室内温度の上昇を防ぐこと
日差しを遮るカーテンやブラインドを使うのはもちろんですが、風通しの良い部屋とは別問題で考えることです。
□水分や塩分補給
暑さによる脱水症状を防ぐため、水分だけでなく、塩分も適度に摂取することが大切です。
スポーツドリンクや経口補水液、タブレット等を準備しておくと、緊急時に役立ちます。
□冷蔵庫の中の食材の使い方
停電が長引くと、冷蔵庫の中の食品が傷んでしまう可能性があります。
非常時には早めに傷みやすいものから消費するのが鉄則。傷みにくい食品も備蓄しておくことをおすすめします。
(冷蔵庫の傷みやすいものから食し、そのあと非常食という順番です。)
□保存食
魚や肉の缶詰、牛丼もバリエーションがあります。カレーや果物等、そのまま食せるものの備蓄は役立ちます。
■防災関連の商品として一言いておきたいこと
・単身赴任の保護者や子どもが将来大学や就職で一人暮らしをする場合、プレゼントとして用意しておくといいです。あって困るものではないですね。
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