調味料で派生語を深める方法

調味料で派生語を深める方法 - IN国語教育研究室

調味料を漢字で書くクイズです。このクイズは、上位語(抽象)と下位語(具象)の概念を身近に実践するのに最適です。いわゆる下位語の派生を連想させます。例えば、「動物」という上位語に対して「犬」や「猫」という下位語を考える問題は経験している子どもは多いです。このクイズを通じて、より語彙力を向上させ、論理的思考を養える一つです。楽しみながら学べるので、生活の中での中学受験対策にちょっと役に立てれば幸いです。

目次

【問題】和食の調味料の「さしすせそ」とは何か?

なるべく漢字で書きましょう。

「さ・し・す」まで言えれば、いいと思います。

4つ目5つ目はちょっと難しいですが答え以降を参考にヒントをあげながら紹介してください。

ヒント画像↓

調味料

​【答え】​

さ…砂糖
し…塩
す…酢
せ…醤油
そ…味噌

砂糖は浸透力が弱いので最初に入れることが多い。

は浸透力が強いので砂糖の後がよい、材料の水分を出すので身が引き締まります。

は野菜のあくをとったり変色を防ぎます。

醤油は旧仮名遣いで「せいゆ」。長時間火を通すと香りが飛ぶため味付けの最後に入れます。

味噌も醤油と同様ですが、数回に分けて味を染み込ませるのは味が濃いためです。

※ご家庭により調理法の手順は違うと思います。

醤油や味噌は、漢字で書くのが難しいですが、普段の調味料なので買い物や料理で何度も見る機会が増えれば、自然と書けるようになります。漢字への抵抗感も薄れ、自信もつきます。わからなければ「またそのものを見る」、すぐ見られるので「繰り返し」で問題ありません。

「バラ」や「レモン」、「リンゴ」も漢字で書けるか?

バラ…薔薇 
レモン…檸檬
リンゴ…林檎

漢字が得意だと周りの人々も認めてくれると思います。

「バラを漢字で書けるよ!」という子どもは漢字の苦手意識が強い子は少ないので、一つでも書けるとよいでしょう。

​中学入試の漢字の書きで出題されることはまずはありませんが、読めないと文章で「??」と一瞬なります。

スムーズに読めることは大切です。

■子どもに読ませておきたい本

既に読んだことのある方も多いと思いますが2点紹介します。

奇跡のリンゴ

奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫) [ 石川 拓治 ]

・「奇跡」とはどういう意味かを家族で話し合ってみましょう。
・映画化もされ、無農薬にチャレンジする姿勢はすばらしいと思います。
 

個人的にはリンゴが安心安全に食せる「黄金比」を用いた農薬がつくれないかなとも思いました。
農薬について、いろいろ研究がなされています→​農研機構HP​より「りんご」で検索してみてください。

​檸檬

檸檬改版 (新潮文庫) [ 梶井基次郎 ]

・文学作品が出題される中学校を受験する場合は読んでおくといいです。​
 短編小説で大正時代が背景なので、情景描写を感じるだけでもためになります。
 

個人的には檸檬が何の象徴なのか?よくわからないと今でも思います。
大正時代に外国からきた果物のレモンを握り、「何かしらの決意」「自己からの脱皮」なのかなと思います?

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