勉強がどうして楽しくないのか?に親はどうこたえるのか。

勉強がどうして楽しくないのか?に親はどうこたえるのか。
Why isn't studying fun?

「もう、勉強したくない」「勉強やりたくない」こう毎回子どもが言っていたら読んでみてください。言われたら、そばにいる大人も、教える側も大変です。大人も一度は通ってきたはずの道です。親としてどう対応していますか?

目次

まずはいったん受け止める

「もう、勉強したくない」

「勉強やりたくない」

勉強がどうして楽しくないのか?

子どもが真剣に言ってきたら、まずはいったん、話を受け止めましょう。

マークシート

もう一度書きますが、子どもがそう言ってきたら、一旦、認めてあげましょう。

決して異常なことではないです。

「私も,そういう時もあったよ」と認めることです。

大切なのは「ちょっと我慢して頑張ろう」等のことばを自分のことばをかけ続けることです。

・小さな目標をいくつかつくる

ちょっとしたら、「やるか」と言える子は大分大人です。

親の声掛けで「やるか」「今やろうと思ったのに」と言うのがが普通でしょう。

それでも、「やりたくない」とダラダラしている場合は目先の小さな作業的なことを3分させましょう。

ちょっとなら、できる量です。漢字や計算がいいでしょう。

ちょっとやる気になってきたら、手を動かすはずです。

親から見たら「かなり軽めの負荷」でいいと思います。

それでも気分が乗らなければ、本を読む、散歩する、テレビを見る等を勧めてみましょう。

場合によってはその日の勉強は思い切って打ち切る。

何もしないという経験をさせてもよいかもしれません。(私は過去に2人提案しました。)

単純にゲームやYouTube等がみたいだけならば、気分転換に時間を決めれば済むことです。

ただし、テスト時間と同じ時間で打ち切りましょう。

志望校の試験時間に合わせて基本は50分をお勧めします。

その後、集中して勉強すればいいと親子の割り切りが大切です。

・達成したものに充実感を与える

「好奇心=楽しい」ということを大人は理解しているが、子どもはそれを許容できる最低限の学力がまだありません。

テストや宿題の出来不出来で、親子ともども悪い部分ばかり目が行きがちです。

しかし、いったん良い部分を見つけてほめてから、一つだけ注意点やアドバイスをすることをしてあげましょう。

あるいは、その逆でもいいです。多くの子どもは一つなので、アドバイスを受け入れやすいです。

つい、結果やミスでダメ出ししてしまい、親の話が止まらなくなると、子どもが委縮してしまいます。

その前の親や周囲のちょっとの行動の積み重ねがポイントです。

もし、ついダメだしだけしたなと思ったら、必ずフォローのことばを追加しましょう。

勉強嫌いな子どもは好奇心が薄い、もしくは持たない

もう一度書きます。

「ちょっと我慢して今は頑張ろう」等のことばをかけ続けましょう。

小中学校の勉強は最低限の学力を身に着ける人生の準備運動。

中学受験もアプローチは異なりますが同様です。

「勉強をやりたくない」と強くいう子どもには、学校の勉強と中学受験をスポーツに例えてみましょう。

嫌いなスポーツ2種類だと考えるのはどうしょうか。

ちょっと興味を示せば練習メニュー等まで掘り下げて説明してあげるといいでしょう。

上達すると、ちょっと楽しくなります。練習試合は模試、公式戦は入試の感覚。

好きな教科があれば、好きなスポーツを思い出させましょう。

スポーツ嫌いの子どもには読書やゲームで説明する場合も有効ですね。

ゲームがしたいという場合は、一緒にやってみて、時間が来たら一緒に辞めることも時には有効です。

子どもの話を聞くための時間の作り方

 スマートフォンをいじりながら話を聞いていたら、いったん裏返して置き、何でもいいので会話をしましょう。

 家族、親子のルールとして以下は見直してみましょう。

食事は極力一人で食べさせない

親が子どもと一緒に食べることができない場合は、そばにいるだけでもいいです。

話題は何でもいいので、子どもの話を聞きましょう。

親の質問力が問われるとかは考えずに、気にせずに話しかけることです。

なければ、自分の話を聞いてもらいましょう。

子どもが話しかけてきたら、親の手をいったん手を止める

子どもが親に話しかけた時にスマートフォンをいじりながら聞き流している状態で話を聞いていたとします。

親の姿は子どもからみてどう映っているでしょうか。

小説の情景描写として想像してみてください。

忙しく、手が離せなければ「今は手が離せないからあとでね。」と約束しましょう。

子どもの目を見て話を聞く時間を数十秒でもいいのでつくりましょう。

子どもが反抗期の場合

「話したくないから一人にさせて」というような場合もあるでしょう。

そのうち話しかけてくることが多いならば、親から、時間をおいて気にかけてあげることはしましょう。

24時間1回も話しをしないことはないと思います。

時には、言い方はそれぞれですが、「親の反抗期だってあるんだよ」と親が言ったってよいと思います。

我が子が成長する日を想像しながら、ちょっとの声掛けがポイントです。

親は木の上に立ってみる

漢字を分解すると、こういう構造になります。視座をあげると私なりに解釈はしています。

子どもは地表1メートルにいると考えてください。

親は年齢差分の高さにいると考えてください。

親はまずは、1メートルの立場で子どもの話を聞きましょう。

2Mに引き上げ、10M、100Mの世界があることを知らせてあげましょう。

自分で考え、行動することが成長するにつれて行動として多くなります。

地上何メートルの視座で説明するかがポイントです。

同じ位置で感情がぶつかると反抗期であってもなくても喧嘩状態ですね。

これを「怒る」と私は考えます。

視野が高い状態から感情をぶつけることを「叱る」としています。

特に摩擦や衝突に直面した場合は親として心の中でいったん木の上にたってみましょう。

視野が低い言動としては「何でそんなことするの、ダメじゃない。」

これは子どもを否定していることになります。「怒る」です。

これは「そういうことされると、私は悲しい。」

こうすると、親の感情をぶつけることになります。これが「叱る」です。

言い方を意識的に変えると子どもも親も相手へどう伝えるか、伝わるかのレベルが上がります。

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