模試を活かす!中学受験の効果的な復習法

模試を活かす!中学受験の効果的な復習法

模試はただの結果ではなく、学びの宝庫です。中学受験を目指すご家庭向けに模試を最大限に活用する復習方法をご紹介します。どの問題を優先するか、親子でどのように話し合いながら進めるか。子どもが前向きに学べる環境を作りながら、模試で得た知識をしっかり吸収できるヒントになれば幸いです。
Make the most of mock exams! Effective review methods for junior high school entrance exams.

目次

模試を活かすポイント

模試後の復習は受験の鍵!しっかり復習することで、弱点を克服し自信を育みます。優先順位の目安を親子で話し合う、子ども自身が組み立てることが大切です。自分で分からない問題や、分かっていても、気づきが得られる問題にも出会いますので論理的思考力が強化されます。

まずは「絶対やる」項目からスタート。

計算間違いや漢字ミス、理科・社会の知識ミスを見直し、確実に点に結びつける作業を進めましょう。「3回その場で書き込む。時間をおいて思い出す。」を数回繰り返すといいです。時間がない場合は詰め込みになりますが、見るだけ、読むだけでも構いません。必要だと脳が感じたら再現できるようになります。

次に「優先度大」の項目

問題文の読み違いや時間不足で解けなかった問題を中心に、子どもと対話しながら解き直します。ここで親子のコミュニケーションがポイントになります。子ども自身ができる場合、親のアドバイスが必要な場合、塾の先生に質問する場合、これらで対処できなかった場合です。特に最後の砦は家庭教師を頼むのが効果的です。塾で質問ができたとしても、1・2問、しかも、うまく理解できなかった場合は質問する勇気は培われますが、解決できなかった場合は苦しみます。特に、塾の授業内や授業前後で物理的に質問ができない場合、親子でやると途中で喧嘩になる場合は逆効果ですのでここでストップすることをお勧めします。

自信を育む「優先度中」の活用法

解説を読んで「解けそうだな」と思える問題を一緒に解いてみましょう。ただ、聞いてあげるだけでもかまいません。「面白そうだな」と感じる問題にも挑戦することで、学ぶ楽しさを再確認できます。解答・解説は大人が書いたものですので、記述の問題についてはそのとおりでなくても構いません。時間内に組み立てられない美しい模範解答や、こねくり回した模範解答に出会うこともしばしばあります。答えるべき内容があるかどうかを認め、ずれている部分を補強することが大切です。(ここが一番重要で伸びしろになります。)

無理なく進める「優先度小」

解説を読んでも難しい問題や未習範囲については無理に進めず、「次の模試で挑戦するチャンス」として捉えましょう。焦らずに着実に進む姿勢が大事です。100点答案にできるにこしたことはありませんが、受験勉強の難易度と量を鑑みると、現時点での最高得点を目指し、それを積み重ねる姿勢が必要です。

親としての模試の直しの心構え3選

1. 心穏やかに、子どものペースを尊重する

模試の結果を見て焦る気持ちはわかりますが、子どもにとって安心感が何より大切です。無理に急かさず、子どものペースで進めることで、自主性と意欲を引き出します。親の穏やかな姿勢が、学習の雰囲気をよりよくします。笑顔の仮面をかぶることをお勧めします。(特に入試直前期)

2. 会話を大切に、共感を示す

模試の結果について、責めるのではなく共感を込めて話しましょう。「この問題難しかったね」や「次はもっといい方法で挑戦しよう」という言葉をかけることで、親子のコミュニケーションが深まり、前向きな姿勢を育てられます。「ケアレスミス」「どうしてできなかったの」という悪魔の言葉は繰り返すと悪化した状態で再現されます。丸暗記でその時期を過ごす無限ループになるようでしたら、基本的問題だけ押さえることです。単元としてメモして置き、講習等でカリキュラムにあれば対策がなされますが、それでも難しい場合はそのままにするか、対処する時間とお金をかけるかを決めましょう。

3. 成果だけでなく努力を褒める

点数や順位にばかり注目せず、取り組みや進歩を評価しましょう。「ここは前回より良くできたね」「間違いからしっかり学べたね」など、努力のプロセスを認めることで、子どもにとって結果以上の価値を感じる復習になります。直しをしたことを評価することで、以降の直しをする時間が減ってくることが実感できれば、得点が向上し、論理的思考力はついてきています。

何事も初動が早い子どもは成果が出てきます。勉強すると決めたら「すぐに」とりかかる。例えば、5分以内に全集中モードに入っているならばよいでしょう。あとは集中力の持続と適度な休憩です。根本は体力があり、しっかり睡眠をとることが大切です。親として我が子の生活リズムをつくるには、朝起きる時間は一定にしておくことが地道ですが大切です。

まとめ

模試の復習はただの点数向上だけでなく、学ぶ力と前向きな心を育む重要な時間です。「絶対やる」からスタートし、親子で話し合いながら優先度に基づいて進めることで、効率よく学びを吸収できます。何より、模試をポジティブな経験として活用することで、受験準備そのものが前向きなものになります。今度の模試も、未来への一歩にしましょう!

国語の模試の解き直しでお困りの場合は早めにご相談ください。IN国語教育研究室

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