図書館は、無料でさまざまな知識や情報を手に入れられる貴重な場所です。 初めて図書館を利用する方でも安心して使えるように、今回は図書館の基本的な使い方と、おすすめのブックリストをご紹介します。さらに、図書館を最大限に活用するために、知っておきたい日本十進分類法や司書の役割についても触れます。
Library Recommendation! 5 Recommended Books and Guides on How to Use the Library .
図書館の基本的な利用方法
まず、図書館を利用するためには、ほとんどの場合、図書館カードが必要です。 初めて行く際は、当然証明書を持参し、で受付カードの登録を行いましょう。図書館内では、静かに過ごし、他の利用者に迷惑をかけないルールは子どもも既に学校の図書館などで理解していると思います。
また、館内には、自由に利用できる閲覧スペースもあるため、借りずにその場で本を読んだり調べ物をしたりすることも可能です。さらに、多くの図書館ではWi-Fiやパソコンの利用ができるので、デジタル情報の検索にも役に立ちます。
日本十進分類法で本を探す
図書館に行くと本がジャンルごとにタグ付けされ、分類されています。この分類に使われているのが「日本十進分類法(NDC)」です。NDCでは、本が0から9までの数字であらゆる知識が分類されています。例えばタグの最初が分類番号は0総記,1哲学・宗教,2歴史・地理,3社会科学,4自然科学,5工学・技術,6産業,7芸術,8語学,9文学という感じです。テーマごとに分かれていますので、探し方を楽しみましょう。
この本を探す際は、図書館の検索端末でキーワードやテーマを入力し、分類番号を確認しましょう。その番号を元に、書棚から目的の本を見つけることができます。効率よく本を探せるようになるので、一度活用してください。性に合わない場合は、隅から隅まで図書館で偶然の一冊に出会うというのもいいですね。
司書に相談する
図書館には「司書」という専門のスタッフがいます。学校にもたいてい司書の先生がいますね。司書は、図書館の資料や情報を管理するだけでなく、利用者が探している本や情報を見つけてられるように助けてくれます。特定のテーマに関する資料が必要な場合や、どの本を選んでよいか迷った際には、気軽に司書にご相談してみましょう。こういう本が読みたいと言えば、紹介されたり、一緒に探してくれたりします。(この行動は子どもの自発性が高まり、興味が深くなるので、読破しやすくなります。)
図書館のイベントや講座
図書館では、定期的にさまざまなイベントや講座が開催されています。読書会、子ども向けのおはなし会、さらには大人向けの研究講座まで、無料で参加できるプログラムが豊富です。また、図書館によっては、特集として特設スペースを設け、おススメ本が貸し出せるようにしています。図書館通いをさらに楽しむための絶好のチャンスです。館内の掲示板やウェブサイトを定期的にチェックし、興味のあるイベントに参加してみるといいでしょう。
おススメ本5選
中学受験生におすすめの本を5つご紹介します。それぞれの国語力や語彙力、考える力を伸ばすために役立つ内容で、楽しみながら読み進められる作品を選びました。
1. 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』シリーズ(廣嶋玲子 著)
一軒の駄菓子屋。この店にくる客は、その駄菓子に魅せられ、とりこになり、彼らの運命は、大きく変わることになる。さまざまな欲望をすくいとり、駄菓子に翻弄される人たちを描いて、子どもだけでなく、大人も夢中にさせるシリーズ。 短編形式で読みやすく、次の展開が気になるストーリーが受験生にも人気。 読解力を養いながら、物語を楽しむことができます。
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2. 『ズッコケ三人組』シリーズ(那須正幹 著)
小学校生活を舞台に、3人組の男の子たちが巻き起こす様々な出来事や冒険を描いたシリーズです。物語を通して友情や挑戦、問題解決の力が学べるので、受験生の心を育てる本です。
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3. 『星の王子さま』(サン=テグジュペリ 著)
砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった…。一度読んだら必ず宝物にしたくなる、この宝石のような物語は、刊行後六十年以上たった今も、世界中でみんなの心をつかんで離さない。最も愛らしく毅然とした王子さまを、優しい日本語でよみがえらせた、新訳。 内容紹介より
「大人になること」「心の豊かさ」といった深いテーマを子どもでもわかりやすく描いた不朽の名作です。中学受験では哲学的な要素や心の成長に触れる問題も出題されるため、読了しておくといいです。
4. 『はてしない物語』(ミヒャエル・エンデ 著)
10歳のバスチアンは本を読んでいた……ファンタージエン国は,正体不明の<虚無>におかされ滅亡寸前。その国を救うには、人間界から子どもを連れてくるほかない……。映画化された大長編ファンタジー。:作品紹介より
冒険と成長をテーマにしたファンタジー作品で、想像力をかき立てている物語です。映画化もされた本ですね。豊かな描写や物語の展開が、中学受験の文章読解問題にも対応する力を育ててくれる一冊です。漢字には仮名もふってあるので読みやすいと思います。
5. 『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治 著)
宮沢賢治の幻想的な名作で、友情や生命の尊さを描いています。読了している方も多い作品です。
特定の学校では文学作品が出題されます。宮沢賢治の代表作は代表的なものを言えるようにしておきましょう。童話としては注文の多い料理店・どんぐりと山猫・オツベルと象・やまなし・よだかの星は最低限押さえておくといいです。
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これらの本は、中学受験生に必要な読解力や考える力を養うだけでなく、物語の楽しさを学び喜びを感じさせてくれます。図書館やや自分の本棚にあるといいですね。
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