SAPIXオープン、合不合判定テスト、日能研模試、首都圏統一模試が2学期から出題範囲なしで始まりました。テスト直しは重要ですので時間をとって対策しましょう。家庭での国語のテスト直しには、いくつかの方法があります。子ども自身が直しを行う場合、間違えた問題を整理し、自分の理解を深めることが重要です。親は、解答の正誤だけでなく、子どもの考え方を引き出し、理解を助けるサポートをしましょう。時間がない場合は、重要な問題に絞った復習や隙間時間の活用が効果的です。状況によっては、専門家に委ねることで、より正確な指導を受けるのも一つの手です。What is the re-test of the Japanese language that should be done at home?
同じ種類の模試を3回は受けましょう。
小6の7月までは単元が指定されていますので3回通すと傾向がつかめてきます。
小6の9月以降はテスト範囲は全範囲ですので、いよいよ、受験が近づいてきます。
日曜の特訓やゼミ、学校行事と重なり、体力的に厳しい場合はどれをスキップするか決めておきましょう。
模試をスキップするのも勇気がいることです。
特に、過去問題集が予定通り進まない場合、12月の模試は過去問の状況と併せて受験するかどうか再検討ください。
ただし、インフルエンやコロナウイルスなどにかかった場合は、しっかりと休養させましょう。
病気が直ってから再開で全く問題ありません。
家族でその期間は「なかったこと」にしてしまいましょう。
今までに積み上げてきた日数で休んだ日数を割ってみれば、たいていの子どもは安心します。
親は出願準備
12月初旬から受験校が確定したら、まずは1回目の入試の出願手続きをお勧めします。
インターネット出願がほとんどなので、HPで再確認し、確認、手続きをしましょう。
PCのデスクトップに専用フォルダを作っておくと便利です。
特に、忙しい方はスマホでリモートデスクトップ機能を使いこなせればなおよいです。
2回目以降は要領は得ることができるので申し込みの再現性は高いと思います。
1月の入試の結果や2/1の受験結果等で、特に2/2以降の出願は2/1の結果で変動する場合もあると思います。午前午後の入試を活用する場合もあると思いますのでインターネット出願は利便性があります。
大事なのは設問で「何が問われている」ことか
記号問題でも記述問題でも、何が問われているか設問の意図を論理的に自分の手で解き直すことです。
最低限押さえる解答用紙に正解を書く手順
・漢字や文法、語句の意味は一発で決めること(時間をかけない)
・記号問題は2択までにすること
・記述は制限字数の80%以上を書ききること
・書き抜き問題は時間がかかりそうであれば飛ばすこと
これらを守れば難解な文章か、文字数が多い文章でない限り、「時間がなかった」ということにはなりません。
子ども自身がテスト直しをする方法
子どもがテストの直しを行う際、重要なのは「間違えた問題を再現できるように理解すること」です。
まずは、解き直す前に、問題文をもう一度読み直し、設問の意図や自分が何を間違えたのかを整理しましょう。
次に、どの部分でミスをしたかを特定し、自分なりに解き直すことが大切です。
正解を知るだけでなく、その問題がなぜそうなるのか、解説をしっかり読み込むことが、今後の成長につながります。
時間をかけるべき重要なことですが時間がかかりすぎるというジレンマもあるので、割り切りも大切です。
記述や過去問題の模範解答は大人が書いたものです。時間内で子どもに「それは無理だろう」と思える解答レベルならば模範解答に近づけるようにして終わらせましょう。たとえば、カレーライスが解答だったら、カレーラーメンでもハヤシライスでもいいということです。
親が関わるべきサポート方法
親がサポートする場合、〇付けだけする、答え直しも一緒にやる、塾に提出させて任せるなど様々です。
関わるときは一貫性を持ちましょう。
教える場合は、ただ解答を教えるのではなく、子どもに「自分の考えを表現させる」ことが大切です。
「なぜこの答えを選んだのか?」「この問題はどう解釈した?」といった質問を投げかけましょう。
子どもの思考プロセスを引き出すことをイメージしてください。
うまくいってもいかなくても、親子のコミュニケーションは深まります。
子どもがより主体的に問題を理解できるようになります。
また、焦らず、忍耐強くサポートすることも忘れずに。
親子でどちらかが感情的になった場合はそこで中止してください。
→その問題は扱わず、休憩するか、はスキップしましょう。
第三者に委ねるべき場合
場合によっては、家庭でのサポートが難しいこともあります。
その場合、塾や家庭教師などの第三者にテスト直しを任せるのも一つの手です。
特に、親が正しい解き方や説明を提供しない、あるいは時間的に無理、感情的になると想定する場合に有効です。
また、親子関係が緊張している場合も、第三者の介入によって子どもがリラックスして学ぶことができます。
演習時や答え合わせで、「親が怖い」と相談にくる子どももいます。
塾等に通っている場合は、先生に見せるだけではなく、直接アドバイスをもらっているかどうかを確認しましょう。
「どうやったら受験者の平均点、合格者の平均点を越えられるか」という手順の確認をしてもらうことです。
テストを直す時間がない場合の対処法
テスト直しは重要ですが、日曜特訓やゼミ、過去問演習と直しと重なり、時間がない場合もままあります。
4教科直しをするだけでかなり時間はかかります。過去問も含めるとかなりの時間を学習に割きますね。
そこで、効率よく進める方法がありますので紹介します。
まず、全てではなく、特に重要な問題や「よくミスする部分」に絞って復習することです。
また、間違い直しノートを作成しておくと、後で振り返ることができるので学習を深められます。
メモ形式でもよいので、設問ごとに書いておくことをお勧めします。
・正解はこうだったが、自分はこう解いてしまった。
・こうすればできた。または、部分点がもらえた。
さらに、隙間時間には音声解説や動画があれば、それを活用することも時短になり有効です。
時間がなくても、工夫次第でテスト直しは効率化する。
テスト直しの時間が十分に取れない場合は「よくミスする部分」に絞る。
まとめ
テスト直しは重要なことです。同じ問題は出ないにせよ、他の学校で出題されることもあります。
しかし、それは副次的すぎますので、解き方をやり直すことに焦点をあてるように大人が導きましょう。
優先順位をつけることで、限られた時間でも学びを深めさせるように子どもを勇気づけてください。
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