夏休みお盆にしておきたい家庭でできる4教科学習3選

夏休みお盆にしておきたい家庭でできる4教科学習3選 - IN国語教育研究室

お盆の時期は、家庭で子どもの学習をサポートする絶好のチャンスです。まず、基礎固めの復習を通じて、これまで学んだ内容をしっかりと見直しましょう。次に、具体的な目標を持った計画的な学習を取り入れ、達成感を味わいながら進めます。最後に、理科の実験や社会のクイズなど、楽しみながら学べる工夫を取り入れることで、子どもの学習意欲を高めます。この3つの方法で、お盆の時期を過ごす参考になれば幸いです。

お盆:精霊馬と精霊牛
お盆について精霊馬とは?精霊牛とは?

“精霊馬“とはお盆の時期に飾られる、ご先祖様を迎えたり、送るったりするための乗り物のことです。“馬”という名称が用いられていますが、キュウリは馬、ナスは牛を表します。馬は、ご先祖様の霊が帰ってくるときは早く家に帰ってきてもらうため。牛は、帰るときにはお供え物をもって、ゆっくりと景色を楽しみつつ帰ってほしいためという願いが込められています。地方によって違いはあるようですが、亡くなた先祖と少しでも同じ時間を過ごしたいという想いが、馬と牛をお供えする風習を生んだのです。

では、以下から夏休みお盆にしておきたい家庭でできる4教科学習3選を紹介します!

目次

1.基礎固めの復習

お盆の時期は、学校や塾の授業が一時的に止まるため、これまで学んだ内容をしっかりと復習する絶好の機会です。

特に、国語、算数、理科、社会の基礎的な部分を重点的に見直しましょう。基本問題レベルのやり直しをするか、見直しを行うことをお勧めします。

塾や家庭教師等でお盆の課題が出ている場合はもちろん課題を優先して進めてください。

既に学習した内容の復習することが大切です。

ただし、一度できているものを「もう一度やる」のは効率が悪いので、「間違えた問題のみ」に時間をかけることです。

基礎がしっかりしていないと、これからの学習も難しくなります。

また、過去の模試直近1~3回分を、もう一度、間違えた問題だけやり直すというのも手です。

時間を決めて間違えた問題のテスト形式がよいです。テスト直しの見直しだけでも効果はあります。

2.目標を持った計画的な学習

お盆休みの期間中、子どもと一緒に学習計画を立てることが大切です。

具体的な目標を設定し、それを達成するための細かなステップを考えましょう。

国語

例えば、3つの読解問題を解くことを目標にします。まず、どの文章を読むかを決め、それぞれの文章についての質問に答えます。制限時間のプレッシャーをなくし、じっくり解きなおすことに重点を置き、読解力を向上させます。好きな本(小説や新書)を1冊読むというのもいいですね。

算数

毎日10問の計算問題を解くことを目標にします。今日は足し算、明日は引き算、次の日は掛け算、というように、毎日異なるテーマに取り組むことで、計算力が強化されます。ノートをふんだんに使うことをお勧めします。

理科

お盆休み中に1回、簡単な実験を行うことを目標にします。

例えば、植物の成長を観察したり、簡単な化学反応を試してみたりすることで、理科の知識を一つ深めましょう。

難しければYouTube等で観察動画などを家族で一緒に見るといいでしょう。

社会

1つの歴史や地理に関するトピックを学ぶことを目標にします。

例えば、日本の有名な歴史人物について調べたり、都道府県の場所を地図で覚えたり、三権分立の図をフリーハンドで書いてみる等、ちょっと時間がかかることにチャレンジすると社会の理解が進みます。「まんが日本の歴史を全部読んだ」という子どもも過去にいらっしゃいました。(読破、もしくは2・3回目で所要時間は変わります)

このように具体的な目標を立てることで、学習の意欲が湧き、計画を守ることで自己管理能力も育まれます。また、計画を守ることで、自己管理能力も育まれます。全教科やる必要があるかも判断し、子どものやる気を失わないように準備と声掛けをしましょう。

3. 楽しく学べる工夫を取り入れる

家庭での学習が単調にならないよう、楽しく取り組める工夫を取り入れましょう。

例えば、先程述べた、理科の実験を家庭で行うことで、実体験で理解を深めます。

また、社会の学習では、歴史や地理に関するクイズやゲームを通じても楽しく学べます。

国語でのお勧めは、親子で読書の時間を持ち、それぞれの本の内容について話し合うことです。

読解力と表現力を高めることができます。

「楽しい」学習体験は、子どもの学習意欲を引き出し、学習の定着を促します。

これらの方法を参考に、夏休みのお盆期間を有意義に過ごしましょう。お盆の家庭学習として、子どもの成長を大きく助けることは間違いありません。学校の自由研究と組み合わせて「理科実験と自由研究」「読書と読書感想文」をやりきるご家庭が多いです。読書時間を作ることが難しければ読書感想文は過去に読んだものを書くのでもよいと思います。

旅行中にできる家庭学習のアドバイス

1.移動時間を活用した学習

旅行中の移動時間を上手に活用することで、学習の時間を確保できます。例えば、車や新幹線の中で国語の読解問題を解いたり、算数の計算問題を行ったりすることができます。(酔ってしまう場合があるので無理強いはやめましょう。)また、電子書籍や学習アプリを活用することで、スペースを取らずに学習が進められます。旅行先の風景を楽しみつつ、学習も忘れない工夫を取り入れましょう。

2.旅行先の文化や自然を学びに活かす

旅行先での体験を学習に結びつけることで、実践的な知識が身につきます。例えば、歴史的な場所を訪れた際には、その背景や出来事について詳しく学んだり、自然豊かな場所では植物や動物の観察を行ったりすることができます。これにより、社会や理科の知識が深まり、興味を持って学習するきっかけとなります。

3.短時間で効率的に学習する工夫

旅行中は学習時間が限られるため、短時間で効率的に学習する工夫が必要です。例えば、朝食前や寝る前の30分間を学習時間に充てることで、日々の学習習慣を維持することができます。また、復習用のフラッシュカードや暗記帳を持ち歩き、隙間時間に繰り返し学習することで、記憶の定着を図れます。旅行中も無理なく学習を続けられるような工夫を心がけましょう。

    これらの方法を取り入れて、旅行中でも楽しく学習を続けることができます。旅行先での新しい体験と学習を結びつけることで、子供たちの学びの幅が広がります。学習スイッチのON/OFFは声掛けしてあげましょう。

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