サンデーショックとは、2月1日が日曜日に重なる年に、プロテスタント系の私立中学校が入試日程を変更することによって生じる影響のことです。2026年がその年にあたります。東京都と神奈川県の中学入試に影響を及ぼします。
通常、2月1日は多くの学校で入試が行われる日ですが、プロテスタント系の学校では日曜礼拝を重んじるため、入試日を変更することがあります。これにより、例年の併願パターンが変わり、受験生や保護者にとって大きな影響が出ることがあります。
2024年7/16時点で2/1~2/2に入試日を変更する学校は女子学院中、立教女学院中。2/1のまま実施する学校はフェリス女学院中、横浜雙葉中。東洋英和中は2026年度入試は公式発表はまだありません。
例えば、女子御三家(桜蔭中学校、女子学院中学校、雙葉中学校)の場合、通常は同じ日に入試が行われるため、どれか一校しか受験できません。しかし、サンデーショックの年には、女子学院中学校が入試日を2月2日に変更するため2/1桜蔭中学か雙葉中学、2/2女子学院中学と2校受けることができます。立教女学院も2/1から2/2に変更します。
首都圏御三家中学校の話を以前書きましたが、東京都内の中学入試では通常は2/1が第一志望校であることがほとんどです。、しかし、女子学院が2/2に移動します。女子学院以外にも入試日を変更する可能性のあるプロテスタント系の学校があります。例えば、過去のサンデーショックの際には、東洋英和女学院や立教女学院、などが入試日を変更したことがあります。ただし、2026年に関しては、フェリス女学院、横浜雙葉が入試日を変更せず、2月1日に実施することを発表しています。他の学校も同様の方針を取る可能性があるため、最新の情報を確認することが重要です。
最上位生は2/1桜蔭中学か雙葉中学、2/2女子学院中学を両方受けることができます。
2/1に女子学院中志望の子どもが2/1桜蔭中学以外を受けると他の中学校を受験するわけです。
女子学院中志望者が御三家中以外に2/1に受験をする場合もありますので、2/1の女子の難易度が上がります。
そのほかの副次的な影響がかさなり、最上位生の併願校が通年と異なります。
そのため、他の中学校の併願状況も段階的に変わることから、最上位生についてはチャンス、そうでなければ、例年と異なる受験者数や志望倍率になるため、サンデーショックとわれています。
女子学院については、2025年度から問題用紙と解答用紙が別になると発表があります。そして、2026年度入試は2/2実施になります。文化祭は9/11~27迄の抽選受付開始です。学校に行く機会があれば緑学年が高3、赤学年が中1だと思いますので、チャンスがあればどちらかに話を聞けるといいですね。
既に、該当するご家庭は塾等で説明を受けていると思いますので、周知の事実と思いますが、入試の倍率に例年と比べ影響があるということです。
サンデーショックの対応策
1.学校見学
行ける学校は1つですが、候補は5つはあげておきましょう。
最終的には親子で見学し、優先順位をつけて受験に臨むことです。
2.入試日程
受験カレンダーを作り、サンデーショックの影響を考慮するかどうか考えましょう。
外部模試はその動向が探れるので、複数回受験し志望状況を確認しましょう。
3.最高のケースと最悪のケースの想定
多くの私立学校は出願は前日までにインターネットでできるところが多くあります。その場合に出願を追加するかどうかを検討しましょう。体調が悪い場合は勇気ある「撤退」も必要です。女子の場合は事前に体調の変化も考慮し、お医者様にかかるのもよいと思います。受験カレンダーは第三者のプロにアドバイスをもらうのもよい方法です。
サンデーショックに煽られる必要はありません。受験は一生に一度。スポーツの試合にたとえれば雨が降った中での試合と思うくらいにし、サンデーショックだから志望校を変更するのではなく、志望順位を変更する必要があるかどうかということを忘れないようにしてください。子どもの性格に合った、そこで6年間過ごす学校は母校です。
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