中学受験に役立つ!国語の記述表現のテクニック

中学受験に役立つ!国語の記述表現のテクニック

中学受験において、国語の記述問題は非常に重要な部分を占めています。文章の読解力や内容の理解力だけでなく、自分の考えや感じたことを適切に表現する能力が求められます。以下では、効果的な記述表現の方法について詳しく説明します。

目次

表現の仕方がいつも同じであることをVSOPという

これは私の造語ですが、(Berry Specials One Patternの頭文字をとっています。)

例えば起床と腰痛を因果関係で説明するときの表現も個性があります。

①朝、腰に痛みを感じたため、普段より、早く目が覚めてしまった。 30文字
②朝、腰が痛いので、いつもより早く起きた。 20文字
③腰痛のため、早朝に起床した。 14文字

中学入試のいわゆる難関校ならば設問に対して常に30字から35文字で書ける訓練はしておきたいところです。

実際は②③でとまっている中学受験生は多いですので、③から②の指導はどこの塾や家庭教師でもよく行われます。

我が子の模試の答案と直しを親子でよく見てください。

どんなVSOPでしょうか?

③から②にいたるまで苦労する場合は早い段階で②にすることです。

①が書けた子ならば40字以内で答えなさいという設問ならば、あと2文字足せば、字数制限の8割に到達します。

痛みの前に「強い」「激しい」等を入れるといいよと一瞬でさらっと子どもにアドバイスするのが上位生向けのプロの仕事です。「私は」という主語を入れるでも構いません。

記述対策のコツ

論理的に制限時間内に文字で表現する練習なので、塾や家庭教師等の先生と使用する教材で学ぶのが一番です。

文章のレベルや問題の問われ方もどんどん上がっていくので、理解したうえでの指導がなされています。

答え合わせと模範解答を写しているだけでしたら、危険領域です。先生と生徒のタッグをかみ合わせましょう。

入試で忘れてはならないのは、国語と算数の配点は同じです。他の教科もそうなっていないかを確認しましょう。

「その場しのぎの学習」では、論理的な思考力は育ちにくく、中高大学の学習にも悪影響を及ぼします。

もし、補強するならば、子ども専用に一冊だけ用意しましょう。
 ・やるなら期間をきめること。
 ・やったぶんだけ、ほめてあげること。

ちなみに一般的には以下のような構成でいろいろな教材では記述については書かれています。

  1. 記述問題の基本
    まず、問題文をよく読み、何を問われているかを正確に理解することが重要です。例えば、「この文章の筆者の意見をまとめなさい」といった問いに対して、筆者の意見を的確に把握することが求められます。
  2. 筆者の意見や主張を捉える
    文章を読む際には、筆者の意見や主張を捉えることが大切です。筆者が何を主張しているのか、どのような理由でその意見を持っているのかを理解するために、主題文や結論部分に注目する繰り返し出てくるキーワードやフレーズを見つける。因果関係を意識して読むなど。
  3. 要約力を養う
    記述問題では、長い文章を短く要約する力が求められます。要約の際には、文章の主要なポイントを押さえる。余計な情報を省き、要点を簡潔にまとめる。自分の言葉で言い換えて表現するなど。

かなりざっくり書きましたが、説明的文章、物語的文章、随筆等に分類されて単元として読み取り方のポイントと演習と解説、解答が書かれています。

問題は「で、実際にどうするの?」ということが子どもの本音なのです。

要するに、「文章を早く正確に読み、問題作成者の問いに時間内でなるべく的確に答えるということ」です。

1.文章を正確に読めるために語彙や文法を日々学ぶこと
2.読書で語彙や表現を身に着けること
3.その積み重ねが読書スピードがあがること

その延長線上に「問題作成者の問いにまず、時間内で答えること」からはじまります。

第三者から的確なアドバイスをもらうことです。

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