国語は後半戦が勝負!10月から伸びる子の共通点とは?

中学受験の国語は「秋から伸びる」と言われます。理由は、語彙や読解技術が積み重なり、一定の基礎ができてから応用問題に挑めるようになるからです。特に10月以降は模試や過去問演習を通じて「実戦力」を鍛える段階に入ります。ここで成果を出す子には共通点があります。それは「過去問の扱い方」を正しく理解していることです。The second half of Japanese language is where you make the difference!
模試や過去問は「合否判定」ではなく「教材」
多くの保護者が誤解しがちなのは、過去問=点数を測るテストだと思ってしまうことです。
もちろん合格可能性を測る材料にはなりますが、10月の段階では「まだ伸びしろを見つける素材」として使うべきです。何度も書いていますが、模試も帳票も「教材」です。目的と目標がわかれば模試や過去問は目的達成までの目標です。問題と課題を設定するためのツールです。受けっぱなしではもったいないです。
エピソード
ある男子生徒は、志望校の過去問で初回40点台でした。親御さんはショックを受けましたが、「どこを間違えたか」を一緒に分析し、設問の意図を考える練習を継続。2か月後には70点台に到達しました。大事なのは「今できない部分」をあぶり出し、修正することなのです。
模試と過去問の使い分け
模試 → 学力の全体像を知り、弱点を把握するため
過去問 → 志望校の出題傾向に慣れ、合格点を取る練習のため
この2つの役割を混同すると、親子のストレスになります。模試は偏差値を気にするもの、過去問は点数よりも「質の高い復習」を意識するもの、と割り切りましょう。
伸びる子の共通点3つ

① 設問の意図を言葉にできる
「筆者の主張は?」と問われたら、「本文のここを根拠にして答えればいい」と説明できる子は強いです。
② 解答根拠を本文で示せる
「なんとなく」で選ぶのではなく、本文に線を引き「ここが答えの理由」と示せること。
③ 解き直しを繰り返せる
初回で正解できなくても、2回目・3回目で答えられるようにする。この「修正力」が国語力の成長を加速します。
➀ができるかどうかが第一判断です。
親の「声かけ」が勝負を決める
子どもは模試や過去問で点が低いと落ち込みます。
ここで「なんでできないの!」と叱るのではなく、
「ここを直せば次はできるね」「この設問は難しかったけど工夫できそうだね」と声をかけること。
親の一言が「復習する意欲」を左右します。国語は特に精神的な支えが結果に直結する科目です。
成功例と失敗例
- 成功例
過去問での誤答をファイル化し、同じ間違いをしないよう家庭で振り返った。結果、模試偏差値が半年で8ポイント上昇。 - 失敗例
過去問の点数ばかりを追い、毎回の得点に一喜一憂。子どもは「どうせ受からない」と自己否定的に…。
中途半端はやめましょう。であれば、塾や家庭教師にお願いしましょう。後悔のないようにすることです。
まとめ:10月からが国語力の伸びどき
過去問は「宝の山」です。解きっぱなしにせず、親子で「なぜそう答えたか」を確認する習慣を作れば、国語は秋から冬にかけて一気に伸びます。
この記事を読む価値は、「国語の後半戦で伸びる子と伸びない子の違い」が明確にわかること。そして、今日から実践できる具体的な声かけや復習法が手に入ることです。
国語はまだ間に合います。過去問を正しく使い、10月からの伸びを手に入れましょう。
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