受験勉強をすること自体が目的になっていないでしょうか。なかなかこの手の話をしっかりして話すことがないご家庭もあるのではないかと思い、今日は親子で話し合って欲しいクイズとして用意しました。子どもが既に知っている、または、学校や塾や家庭教師の先生から教わっていればよいですが、知らない場合は場当たり的になります。その場合は暗黙知ですので、子ども自身が自分の言葉で表現し、行動できると予習や復習、テスト直しや、志望校見学などについてもう一歩先の世界に踏み出すことができます。
The difference between purpose and goal.关于目的和目标的区别
【問題】目的と目標の違いで正しいものは以下のどれでしょう
（１）目的と目標に変わりはない
（２）目的は大きなビジョン、目標は目的を達成するための具体的で測定可能なステップや計画
（３）目的は目標を達成するための具体的で測定可能なステップや計画で目標は大きなビジョン
【答え】
（２）
簡単に言うと、目的は「どこに行きたいか」を示し、目標は「どうやってそこに行くか」を示すものです。電車やバス、山登りをイメージするといいですね。目標設定はいくらでも修正が効きます。仮に目標が達成できなかった場合、失敗だったと認識することができるため、目標の修正行動が生まれます。
子どもに伝えて欲しいことは子どもが自分で違いを言えること
目的
これは最終的に何を達成したいか、という大きなビジョンです。中学受験においての目的は、「希望する中学校に合格する」ということです。将来の夢やなりたい職業というもっと大きなものでから見たら中学受験は目標になりますが、視野が広がるので漠然とくらいでもでいいと思います。まずは、希望する中学校に入学するという目的を達成したら次の目的を考えるましょう。
目標
目的を達成するための具体的なステップや計画です。受験勉強自体は、目的を達成するための目標の一部です。例えば、「毎日2時間勉強する」や「週に1回テストを受ける」などが目標となります。
つまり、受験勉強は目的を達成するための具体的な目標の一部です。受験勉強を通じて、希望する中学校に合格するという目的を達成するために努力するわけですね。子ども自身が上記を理解できているか、場当たり的になっていないかを時々確認してあげましょう。学齢とともに一日、受験、将来のビジョンなど、時間軸で目的と目標を設定するとよいでしょう。
大人と子どもでは生きている時間の長さの軸が年齢差として異なっています。ですので、どちらかが時間軸を意識して合わせないといけません。最初は大人が子どもの時間軸に合わせて説明し、子どもが理解し、自分で体感すること。そして、大人の時間軸に子どもが合わせ、目的や目標、手段を持つことが大切です。
論理的思考力をつけるとこういう話ができます！
将来の夢やなりたい職業という大きな視点から見ると、中学受験や大学受験は「目標」となります。目的を達成すると視野が広がり、次の目的を考えることも良いでしょう。
たとえば、「宇宙飛行士になって他の星の研究をする」という目的を持っている場合、まずはその研究機関に関連する大学や学部を調べます。そのために必要な学力や体力、マインドセットを身につけることが重要です。そして、中学受験や大学受験をその目標の一部とし、塾や家庭学習はその目標を達成するための手段と位置づけることができます。
手段＝方法という類義語だけ覚えている子ども、目的＞目標＞手段（方法）が理解できている子ども、あるいは目的と目標は同じじゃんという子ども。我が子はどちらですか？身近に教えてくれる人は誰ですか？
たとえば、休日にどこかに家族で遊びに行き皆で楽しむという一日だけの目的があれば、そのためにどこで何をするのかを決めること。そして、交通手段やそこで過ごす時間などをある程度きめておくこと。その行動過程で寄り道や、緊急的なイベントが起こることもあるかもしれません。一日の終わりの振り返りをしてみると子どもが目的と目標の違いを体感し、アウトプットしやすいです。あとは時間軸で、一週間、１か月、受験という時間軸の長さを体感できるように少しずつ想像させていくことがポイントです。
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予習→塾での授業→塾の宿題（復習）→テストの流れのどこに問題があるのかを伺いながら、テスト直し→過去問対策につなげていきます。塾を利用しない場合は相談しながらカリキュラム組みをいたします。
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