地方創生という言葉は子どもも聞いたことはあると思いますが、実際は言葉が独り歩きしていると思うことはありませんか。親子で話し合うちょっとした時間を何回か話し合うことで、子どもが「地方」×「創生」という意味に興味をもつようにしてみましょう。
Deciphering Regional Revitalization – While Learning Japanese with Parents and Children.
地方創生とは?
自治体や民間企業、住民といった地域の主体者が産業振興策など特色のある施策の推進により、人口減少を抑止し、持続可能な社会の形成を目指す政策または一連の取り組みを指します。
東京を中心とした都市部への過度な人口集中に鑑み、政府は2014年9月「まち・ひと・しごと創生法」の制定とともに地方創生を打ち出し、以後、中央、地方両政府一体となった取り組みが行われています。
参考サイト→地方創生とは?自治体による取り組みやSDGsの関係
具体的に子どもが地方創生を想像することです。
会話例1: 日常の興味から
親: 「最近、この前行ったあの地方の町について考えてたんだけど、あそこの町ってどんな風にして発展してきたんだろうね。知ってる?」
子ども: 「うーん、あまり知らないなぁ。」
親: 「実は地方創生っていう大きな取り組みがあるんだよ。ちょっと話してみようか?」
会話例2: ニュースや記事をきっかけに
親: 「この間のニュースで、地方創生について特集されてたの見た?」
子ども: 「見てなかったなぁ。」
親: 「そうなんだ。私たちの町もそういう取り組みをしてるんだけど、それについて少し話してみない?」
会話例3: 自分の経験や思い出から
親: 「昔、私が子どもの頃に住んでた町も、地方創生の一環としていろんな取り組みがあったんだよ。」
子ども: 「へぇ、どんなことしてたの?」
親: 「例えば、地域のお祭りをもっと大きくして観光客を呼び込んだり、新しい産業を起こしたりね。そんな話、興味ある?」
会話例4: 具体的な課題について
親: 「最近、地方創生っていう言葉をよく聞くんだけど、具体的に何をする取り組みだと思う?」
子ども: 「うーん、分かんないなぁ。」
親: 「実は、地方の課題を解決するためのいろんな取り組みがあってね。たとえば人口減少をどうやって止めるかとか。これについて一緒に考えてみようか。」
新たな視点を読書で得ることはできます。
創造⇔破壊から、創生をどういう位置づけにするのかを。子どもが「地方が破壊されないために」というような感じでとらえられるかどうかが最初の一歩ですね。
オススメ小説 重松清… 「季節風 春」
瀬戸内海に浮かぶ小さな島。本土との橋の建築が決まった島が、式典などで騒がしくなっていく中、4月から島を出る者と残る者のそれぞれの思いが綴られています。
内容紹介
古いひな人形が、記憶の中の春とともに、母の面影を思い起こさせる「めぐりびな」、子どもが生まれたばかりの共働きの若い夫婦が直面した葛藤と、その後の日々を鮮やかに描き出した「ツバメ記念日」など、美しい四季と移りゆくひとの心をテーマにした短篇集「季節風」シリーズの春物語。旅立ちとめぐり合いの12篇を収録。
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まとめ
「地方創生」という言葉は多くの子どもが耳にしたことがりますが、実際の意味は理解されていないことが多いです。親子で「地方」と「創生」について話し合い、子どもに興味を持たせることが重要です。地方創生とは、自治体や民間企業、住民が産業振興や特色ある施策を推進し、人口減少を抑止し、持続可能な社会を形成する取り組みであること。政府は2014年に「まち・ひと・しごと創生法」を制定し、地方創生を推進していることは何となくでも知っておくことが大切です。知らないと意見も感想も言えませんね。
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