四谷大塚の「四科のまとめ」国語の使い方

四谷大塚の「四科のまとめ」国語の使い方 - IN国語教育研究室

今回は四谷大塚の四科のまとめについて、どういう付き合い方をするべきかをまとめてみました。塾によって、名称は異らりますが、対策問題集は完備されていますので、使い方の参考として読んでいただければ幸いです。Yotsuya Otsuka’s “Summary of Four Subjects” on the use of the Japanese language.

目次

懐かしいB5判四科のまとめ

昔の四科のまとめは6年生の夏休みにまず1周する。受験まで2・3周するという使い方が多かったです。会員、準会員があった時代に、中野会場、お茶の水会場等へ日曜テストを受験した経験がある保護者もいらっしゃるでしょうか。現在は週テストで全国的に細分化されより進化していますね。当時は知識問題集として使い、B5サイズでノートに写して間違えたところに印をつける。2回目は間違えたところだけ行い、さらに、間違えたところに別の印をつける。

そこからは先生と相談。限られた時間の中なので、対策方法は異なります。
・1・2回目で印をつけたところだけやるか
・2回目の印をつけたところだけやるか
・上記は直接書き込んで、受験前にさっとみるか

4教科受験の場合、バランスが重要なので、知識の定着度合いによって、取り組むべき方法には個人差があります。

現在の4科のまとめはA4サイズ

テキスト、解答用紙(2種類)あるので、国語では新小5・6年生で使える教材です。文章読解、言語要素それぞれあります。塾によっていつから、どのように進めるのかの指針にのとって進めると思います。
文章読解編は読む問題集言語要素編は反復する問題集であることから、定量的に進めていくと論理的思考力が総合的に網羅されます。

教材が欲しい場合は四谷大塚の公式サイトから誰でも購入できます →四谷大塚教材購入サイト

※どの塾でも「四科のまとめ」のようなテキストは当然ありますので「知識の補強」としてはいつまでに1周させるかがポイントです。

親子で最初に熟読する部分は冒頭の2点の熟読

・本書の特色
・学習計画の立て方

この部分を理解しないまま進めると、とっちらかった場当たり的な勉強になり、中学受験においては志望校にマッチしない学習方法になります。(ただし、やらないよりは効果は確実にあります。)
2月からの使用が推奨されているので、6年生の2月から始めるか、国語に限って言えば、5年生から始めると+1周はできます。文章読解編問題集、言語要素編をそれぞれ「予習シリーズ」とリンクさせながらが進めるのが記憶の定着に役立ちます。

国語の勉強時間がない場合は、一定時間は国語の時間を作ることです。塾の宿題が多い場合は、どこまでやり切るかを決めておくことと、年に1~2回は子どもがパンクすると想定することです。その時は最低限やるか、その日は勉強しないと親としてアドバイスを心に決めておくといいでしょう。「あっつ、来たな」と思う瞬間が親としても体感すると思います。

工夫するべき点

解答用紙は解答用紙とノート(解答用紙)の2種類があります。
・四科のまとめと解答用紙はセットになっています。
・ノート(解答用紙)は解答用紙と同じもので別売りです。
 コピーの手間が省けますので2回やる場合は購入しておくといいでしょう。

2回やる場合は所要時間をメモしておくといいです。正答率の向上と処理スピードが上がっているはずなので、小さなことですが、成長の認識を促すこともあります。一言頑張った、〇〇が書けた、●●ができなかったのでムカつく等書き込むのもありです。結果として、記憶の想起を誘発できます。

文学作品

一般常識として入試で出る出ないは別として、読み物としては一読しておきましょう。
出題される学校は決まっていますので、より対策が必要な場合は、過去問と比較する必要があります。
たとえば、渋谷教育学園幕張中の文学史系の設問と比較してみましょう。対策する場合は中学・高校の国語便覧を親が見てチェックするといいでしょう。場合によっては四科のまとめ等の教材で対応外とし、割り切るのもありです。なぜなら、4教科で合格点を取るために、どの教科でどのくらいとれるかが重要だからです。教科バランスを考えて、塾や家庭教師の先生にもアドバイスをもらうといいでしょう。

どの塾においても教材はたくさんあると思いますので、メイン(授業)、準メイン(宿題)、サブとして決め、準メインまではやり切りましょう。四科のまとめの国語は準メインかサブにあたる教材だと個人的には思います。

オススメ本

家庭で決めて語彙ドリルとして利用する場合お守りとして、1冊、「不足している分野だけやる」というやり方もあります。サブ教材としてご紹介します。



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この記事を書いた人

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