映画「室井慎次」鑑賞終了から感じたこと

映画「室井慎次」鑑賞終了から感じたこと

「踊る大捜査線」を観たことがある方には魅力的な映画です。初めて見た方にもわかるようにはなっています。ちょっと息抜きに観た保護者もいらっしゃるかもしれません。What I felt after watching the movie “Shinji Muroi”

観客動員数1260万人、興行収入173.5億円。

2003年に公開された『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』が打ち立てた記録は、20年以上経った今もなお、2位に50億円以上の差をつけたまま邦画実写記録の圧倒的頂点に君臨している。1997年の連続ドラマ開始以来、熱狂的なファンを生み出し、社会現象を巻き起こした「踊る」シリーズ。邦画の歴史を変えたとも言われる映画シリーズ6本の累計動員数は3598万人、累計興収は487億円を超え、「踊るプロジェクト」はまさに伝説となったーー 。

プロデュース:亀山千広、脚本:君塚良一、監督:本広克行、シリーズ開始から27年を室井と共に歩んできた製作陣3人が再集結し、音楽には武部聡志が参加。

遂にファン待望の物語の続きが動き出したーー 。

引用:HP紹介文より

目次

​​​敗れざる者​​​、​生き続ける者​と2編

2本にわかれて公開され、1回ずつ別日に鑑賞しました。感じたことは、登場人物や場面を通じて「正義」、「約束」、「愛情」、「葛藤」、「嫉妬」、「成長」、「恋」、「家族」、「別れ」、「希望」等。興行的なこともあるでしょうが、もし1回で表現するには前作から20年以上が経過している設定なので視聴者の理解が(特に初見の方)難しかったと思います。最後はこのシリーズでずっと続いている、「事件に大きいも小さいもないこと」「社会で働くという意味」について考えさせられました。2回に分けてふさわしい映画だなと個人的には思いました。

“踊るプロジェクト”映画最新作『室井慎次』公式サイトは→コチラ

入試問題で問われることが映画で活かされる場合

先のテーマを感じる場面が文字になっているということです。映像からは視覚(背景や人物の動き)、聴覚(声や効果音)で訴えてきますので文字を文字で解釈、表現する助けにもなります。また、心情や主題、場面把握にも役立ちます。息抜きに年齢に応じた映画を選んで家族で見る体験も思い出になります。受験生は受験終了後に家族で見られるものを探すのもいいですね。映画から読書好きになる子どももいます。結論から言うと芥川龍之介の杜子春を読ませてみてください。

読了したら、読解した時間を計ってみましょう。

そして、次の問題を出してみましょう。

①鉄冠子が杜子春に与えた戒めとはどのようなものか。

②杜子春は必死になって、鉄冠子のことばを思い出しながら、かたく目をつぶっていました。
 これはなぜか。

①仙人になるためには、「何があっても口をきいてはならない」ということ。(35文字)

②目を開けると、拷問を受けても自分のために耐えている両親の痛ましい姿がをみることになり
 何か叫ばずにはいられなくなってしまうから。(63文字)

※②はしっかり読んでいても「なぜか」を書くとなると分の組み立てが難しいです。
もし目を開けていたらどうなるか
→刺激的な描写をみるこなるなる
→そうしたらどうなるか
叫ばずにはいられなくなる

これら一文か二文のどちらで説明できるかになります。

親子で楽しめるといいですね。

映画やドラマ等を見たあと

読書の感想と同じですが、どんなところが印象的だったかを聞いてみましょう。

自分はこんな場面でこう思ったと先に切り出して、同じように答えさせることが整理させやすいです。

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