子どもと問答するべきたった一つの良質な質問

子どもと問答するべきたった一つの良質な質問

親から子へ常に問いかけてほしいこと。それは「教養と知識の違い」です。いわゆる「物知り」が重宝された時代から、進化し、それをどう活かすかが問われる時代です。今の子どもはスマートフォン一つで調べればすぐわかることがたくさんあります。知識は必要に応じてすぐに引き出せます。(ITリテラシーは親の関わり方が半分、子ども自身の行動が半分くらい接するとよいでしょう。)The One Good Question to Ask Your Child.

目次

教養とは何だろう?

「教養とは何だろう?」これは誰しもが一生問答ができます。

・何にでも応用できる知識を習得し続けること
・その都度インプットし続けること
・批判的に思考し、判断すること

これらを身に着けることが「教養の本質」だと考えます。

教養が身についていれば、「知識」×「自分の価値観」で俯瞰的に物事をとらえます。そして、「自分なりの答え」が導きだされ、行動にうつります。「知識を知恵にする」、「論理的思考力」などさまざまな表現がありますね。現在では「論理的思考力」という表現が時代にあっていると思います。受験勉強も学校の勉強、習い事、運動、読書も知識の習得の一環としてとらえられるといいですね。

過去に出会った地頭の良い子の共通点
教養が現れるのは子どもが、論理的な思考力を持って自分の意見を言ったり、他者に敬意を払ったり、尊重する姿勢をみせること。そして、それが「自然に」できる子どもだと考えています。

教養が身につくと?

学べば学ぶほど、知識が増え、世界への視野が広がり、興味、関心、好奇心が育まれ、人生の選択肢が増えます。そして、体力の向上はもちろん、知力や能力もついてきます。半面、教養を身に着ければつけるほど、苦しみや孤独などの感情も身につきます。「教養とは何か」を考えることなく勉強を強いても、勉強が嫌いな子は「我慢して」覚えるだけになります。自分の知識をまずは増やす前提で勉強をすることがポイントです。苦手なものをどこまではできるようにするのかを決めるという行動自体も大切なことです。その分、好きなことを見つけることにもつながります。

他者への敬意、地域への愛着、仲間への愛着、そして、摩擦や葛藤といった苦しみや孤独の受け入れ、自分なりの態度も持つ覚悟と勇気も時として必要であり、価値観の多様性を受け入れることで「自分の生き方がすべてではない」と認めることにもなります。

国語の場合は、例えば、文学的文章で「気持ちを重ねる」という理解と表現ができること。教養が身についていれば、問題作成者の意図を正確に捉えられる子どもが多いです。

プレゼント

普遍的に変わらない言葉として、以下の言葉を子どもにプレゼントしてあげてください。

「Good thinker」イエール大学元総長レヴィン氏の言葉


「自ら思考し、判断できる人になれ」という意味を、親として自分の言葉で伝えることです。

中学入試、高校入試、大学入試等で新しい出会いが訪れます。子どもは互いに高め合える友人や、距離を置く人など、自分で判断し、次第に成長します。親として子どもの成長を楽しみにしながら、日々の受験勉強を良いループでルーティン化していきましょう!

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