記述問題ができる子どもの5つの特徴

目次

設問を最後まで正確に読む

設問を最後まで正確に読むことは、記述問題を書く際に非常に重要なスキルです。

設問の指示を正確に把握することで、余計な情報に惑わされず、簡潔に回答を考えられます。

設問には特定の条件やキーワードが含まれていることがほとんどです。

設問を丁寧に読み込むことで、文章全体の流れや意図が明確になります。

答えが雑だなと思う場合は、設問を文節で分け、問われている文節を〇で囲むることをお勧めしています。

本文から根拠を探す

「本文から根拠を探す」ことは、記述問題読解や問題解決において非常に重要なプロセスです。このスキルを身につけることで、得点につながる答えを書くことができます。

根拠とは、自分の意見や主張を支えるための具体的な情報やデータのことです。本文を読みながら、問題作成者の考えに合った部分を見つけることで、意見を裏付けることができます。

説明的文章であれば、整調文章中の数値や引用、具体的な例が示されている部分は線を引いておくと良いでしょう。特に論説文であれば意見を述べた部分は読みながら線を引いておくといいです。また、文学的文章であれば、登場人物の言動、筆者独特の表現や場面の変わり目などに線を引くとよいでしょう。随筆は説明文に近ければ論説文と同じですが、表現に個性が現れるので、随筆を英訳の「エッセイ」としてカテゴリ分けて指導する先生もいます。詩歌の場合は、表現技法です。強調しているので、迷わす線を引くことです。(協調の他、整調もあります)

論理的に答えを考える

論理的思考とは、情報を整理し、関連性を見出すことで筋道を立てて考える能力です。この能力を磨き続ければ、問題に対して冷静にアプローチできるようになります。

要するに、問いに対して、「自分は何を言いたいのか」をはっきりさせ、そこから理由や根拠を考えます。

思考の流れを意識して文章を組み立てることが重要です。次にいきましょう。

接続表現を使う

記述解答は一言で書き表すことは求められていません。基本は、因果関係や、対比関係を用いて一文で答える。難しければ、接続語を用いて2文で答える練習を重ねることです。文章のレベルも問われる内容もレベルが上がるので、訓練は日常的に必要です。

対比関係
因果関係

因果関係で記述する場合で詳しく説明します。

2文の場合

昨日の体育の授業は体育館でバスケットボールをした。なぜなら、雨が降ったので校庭が使えなかったからである。

原因と結果(事実と理由)を一文ずつ正確に書き、52文字です。

1文の場合

昨日の体育の授業は雨で校庭が使えないため、体育館でバスケットボールをした

因果関係で一文にまとめ37文字です。

体感でだいたい40字前後、50字前後で書けるようになると、解答用紙に書く時間も早く正確になります。

見直しを行う

見直し時に全部消しゴムで消して、書き直すのは失敗です。

誤字脱字、意味が通らない接続表現、文末表現を確認し、必要があれば修正することです。

例えば理由を問われたら「~から。」でおわるっているかの確認が初級。

因果で説明した場合は「~から、~から。」が重複したならば、「~ため、~から。」のように確認します。

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