十五夜で「月」見られたでしょうか。満月は正確に言うと、今年は9月18日の11時34分でした。ざっくりと、20日まではほぼ満月です。お月見は、「中秋の名月」、秋の満月を鑑賞し、感謝する日本の伝統行事ですね。15日は我が家では雲があり、かすんで見えましたがそれはそれできれいでした。
Let them think about the difference between dumplings and mochi from the mid-autumn moon.
中秋の名月とは?
古くから豊作を祈り、月に感謝のために行われます。
お供え物としては、月見団子やススキ、秋の収穫物(サツマイモや栗など)が飾られます。
美しい月を眺めながら、季節の変わり目を感じ、自然に感謝する機会ですね。
14~20日くらいがほぼ満月ですので昔の人々も月に思いを馳せていたのでしょう。
夏目漱石のIlove you.を「月がきれいですね。」と訳したエピソードを思い出しました。
漱石が本当にそう訳したかはちょっと信じがたいですが。みなさんはどう思いますか?
団子と餅の違いは?
お月見は団子を食べるという習慣が古くからありますが団子と餅との違いは何でしょうか?
団子は、うるち米などの穀類の「粉」を丸めて茹でたり蒸したりしたもの。
餅は、もち米を蒸して臼でつき、種々の形に作ったもの。
入試問題での対比の練習で書くと、以下のようになります。
【問題】
団子と餅の違いを60字程度で説明してください。
【解答例】
団子は、米を粉にしたものを丸めて茹でたり蒸したりしたものであり、餅は、もち米を蒸して臼でつき、種々の形に作ったものである。(61文字)
40文字以内で端的に書く場合はこういう書き方もできます。
原料は同じ米だが、製造するもとが前者は粉状、後者は粒上であること。33文字
字数制限は指定文字に0.8をかけましょう。60文字×0.8=48字は越えることがポイントです。
最低限「粉」であるかどうかは書く必要があります。文章題ならば、肉付けする材料は必ずあるので、引用か置換することでスピーディーに記述の問いに答えられるようになります。
生活の中でも語彙はたくさんありますので入試にとらわれず、語彙の引き出しの階層をちょっとずつ増やしていきましょう。
何かの機会に親子で話してみてはいかがでしょうか。
さりげなく、普段の会話で60字型の説明か40字型の説明を意識するようになります。
そのほかに知っておきたい違い
蕎麦とうどんの違い
「蕎麦」は、そば粉を水でこねて細く切り、茹でて食べるもの。
「うどん」は、小麦粉を水でこねて太く切り、茹でて食べるもの。
パンとケーキの違い
「パン」は、小麦粉をこねて発酵させ、焼いて作るもの。
「ケーキ」は、小麦粉に卵や砂糖を加え、発酵せずに焼いたもの。
「パンケーキ」という食品もあるので、そもそもがわかっているといいですね。
おにぎりと寿司の違い
「おにぎり」は、炊いたご飯を手で握り、形を整えたもの。
「寿司」は、酢を混ぜたご飯に具材を乗せたり包んだりして食べるもの。
おにぎりとお結びの違い
大きな違いはありませんが、「おむすび」は、お供え物として用いられました。「古事記」で書かれています。三角の形状は、神が宿るとされる山の形を模して供えたようです。
地域によって形は異なり、関東では三角形、関西では俵型がポピュラーだともいわれます。
古くは、平安時代の屯食(とんじき)からお供え物として始まり、鎌倉時代以降、携帯食として広まり、そして、江戸時代には海苔の養殖が成功し、のり付きおにぎりとなり、現在に至ると考えると、歴史を感じますね。手軽に食べられる日本のソウルフードして紹介できますね。
コンビニによって、「おにぎり」「おむすび」と言い方も異なるなので、購入するときに楽しんでみてください。
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