過去問題の模範解答との向き合い方

過去問題の模範解答との向き合い方

過去問題集、そろそろ買いそろえが終わった時期かもしれませんね。今回は過去問題の模範解答との向き合い方について書いていきます。最近は学校によってはホームページでPDFで問題と解答を入手できるところもありますので必要に応じてそろえておきましょう。How to face model answers to past problems.

目次

■中学受験の七五三の法則

聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

七…出願校
五…受験校
三…合格校

あくまでも目安です。

1校で複数回受験できる学校もありますので、7校はあくまでも複数回受験を含めると考えましょう。

■私国立中学校受験の場合(公立中高一貫受検は後述します)

1月…埼玉・千葉で出願は2~3校

2月…2~5校

インターネット出願ができる学校が多いので出願の準備はブックマークなどをしておきましょう。

試験日によっては午前/午後の組み合わせ受験もありますので、12月中にいったん決めておきましょう。

冬休み前には家族会議で最高のケースと最悪のケースを想定した受験スケジュールを作成しましょう。

親子で冷静に前向きに戦略的に受験に向かうことができます。

■過去問題は何年分?注意点は?

第一志望…3~5年分
第二希望…2~3年分
第三希望…1~2年分

基本は4教科セットで通しで実施し、傾向と時間配分を整えます。

第一、第二志望を中心に行いましょう。

ただし、同じ学校で複数回受験を検討している場合は5年分×2回などだとかなりの時間を要します。

その際は、例えば第1回を3年分と第2回を2年分、または第1回を4年分と第2回を1年分等で対応しましょう。

・基本は土日のまとまった時間に実施することをお勧めします。

 その学校のことだけを考えて、直しを含めて1回分を行いましょう。

※全教科5分短縮で行うということも方法の一つですが、 残りの5分で何ができるかを想定させましょう。

※隙間時間にちょこちょこ大問ごとにやることはお勧めしません。最低限「1教科+直し」で90分までを目途に実施しましょう。

大切なのは、どの学校をどの回次、何年分やるかを決めておくことです。

■過去問の解答用紙は実物大で実施、直しノートも準備しましょう。

最近ではA3コピーができる家庭用プリンターがあるので自宅用に準備しておくと便利です。

家庭で用意する場合は場所を取るので印刷スペースを確保しましょう。


■過去問の開始時期

塾などで開始時期は決めるといいですが、やりきれない場合があります。

 模試、過去問は直しも時間がかかり、体調不良等で時間がとれなくなることもあります。

 子どもの体調が悪い場合は医者から許可がでるまでは一切やらないことをお勧めします。

■古い問題を入手し、子どもにやらせる場合

 悪くはないですが、学習ペースが崩れないように教科を絞ることです。

特に、社会の時事問題は、当時の時事なので、採点に含めず、傾向だけさぐる程度にしましょう。時事問題分を除いた配点にし、自分の得点で正答率を出すといいです。例)78/94=0.8297 四捨五入して83点。

■過去問の記述の模範解答

 無理に模範解答に合わせられなければ、解答のレベルが合っていない可能性が高いです。

 大人がじっくりと時間をかけた、すばらしい解答です。

 そう思い、割り切ってテスト時間内で書ける解答で部分点をもらえるようにしましょう。

 どうにもうまくいけず、4教科で国語の記述が足を引っ張る場合はコーチをつけるといいです。

 文章の読み方、設問の捉え方、解答の方針、時間配分を整理してもらいましょう。

■公立中高一貫校の場合

都県市立…1校 

私立…適性検査型入試を1~3校

※公立の受験は正式には受検といいます。

特に作文や資料分析の〇付けと採点、直しは時間をかけてどこから導き出したかを探しましょう。

作文は書ききることが必須なので、書ききることを模試を通じて徹底するように励ましてあげましょう。

学校にもよりますが、初見の問題がほとんどですので、全問解答は目指さず優先順位を決めて解き切りましょう!

都県立が不合格の場合は私立に行くか、地元に行くかの選択はあらかじめ決めておきましょう。

初見の問題がほとんどという観点で、本気で過去問に取り組まないと機会損失になります。
 
頑張れ、受験生! 

間違え直しノートでよくある質問

ノートに書くべき内容は?利用方法は?

どう考えたか、どうすれば正解になるかを文字に起こすことが大切です。

100点目指して直すのはよいことですが、現実的に当日どこまで得点できそうかは検討をつけることが大切です。

ノートでなくても、解答用紙にすべて書き込むなどでもよいです。(整理できない親子にお勧めしています。)

学校別に過去問の解答用紙をノートに貼り、そこに直しを書いていくと便利だと思います。

この場合は、ノートは学校別に揃えるのがよいでしょう。

A4ファスナーファイルに学校毎に過去問とノートと、解答用紙を全部入れておくのもいいですね。

どういう傾向で間違えやすく、どうすればよいかを入試直前に改めて見直すことです。

■試験時のお勧めグッズ

・過去問演習時に腕時計を身に着けながら、タイマーで練習。 徐々に腕時計だけにし、初回の入試を迎えましょう。

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・名言ハンドタオル​:ポジティブになれます。飾ってもいいですね。

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