中学受験に向けた親子の時間の活かし方と、読解力を鍛える方法を紹介します。おやつの選び方や日常の小さな行動を通じて、子どもの論理的思考力や読解力を高める方法です。家族のコミュニケーションを深めながら、子どもの未来を考える力を養い、中学受験の成功を目指すための実践的なヒントになれば幸いです。
老若男女問わず、人はそれぞれ自分の利益を考えて行動するものです。
今回はおやつやプレゼントを例に読解力をどうつけるのかについて言語化していきます。
おやつ
たとえば、「おやつ」を選ぶ場面でそれがよく表れます。
子どもにいくつか選択肢を与え、「好きなものを食べていいよ」「これ、おいしいよ」等と言うことはありませんか?
いずれにせよ、親は子どものためにおやつを譲る、譲らないという選択ができます。
しかし、子どもはどうでしょうか。
子どもはまだ経験が浅いため、直近の自分の欲求に基づいておやつを選ぶことが多いでしょう。
そのため、兄弟姉妹がいる場合、おやつの取り合いが一瞬で起こることも珍しくありません(笑)。
「譲り合い」なのか「遠慮」なのか、「本気でほしくない」のか、様々な感情が当事者にはあります。
中には「お先にどうぞ」と譲る子もいるかもしれませんが、その背後には「直近の未来」や「少し先の未来」をどう考えているかが影響しています。
このような日常のやりとりの中に、読解力の種が潜んでいます。
「優しさ」や「思いやり」といった感情は、ただ行動を見て理解するだけでなく、その行動の裏にある心理や意図を読み取る力が必要です。
これが読解力の登場人物の言動から心情を探る基本の一つですが、これは、子どもの読書にも大きく影響します。
プレゼント
また、たとえば、プレゼントをもらった場面でそれがよく表れます。
プレゼント自体を喜ぶ子どももいれば、さらに「自分のために考えて選んでくれた相手の気持ち、時間」まで理解して喜ぶ子どももいます。
この違いが、読解力や論理的思考力の差にも表れるのです。
中学受験の国語では、登場人物の心情を言動や、背景描写から問われることがよく出題されます。
登場人物の行動や言葉の裏に隠れた感情を読み取ることで、物語の主題(愛情や友情等)がより深く理解できます。
日常の一コマから、親子で一緒に考え、感情や意図を読み取る習慣をつけることが、読解力を伸ばす第一歩となります。親子で共有する時間を、こうした「未来を考える思考」を意識的に取り入れることで、読解力は確実に鍛えられていくのです。
ところで
時節柄、地震や台風のニュースで家庭内で備えておくものはそろっていますか?
親子で準備するべきものを改めて確認、何のために使うものかを想像してみましょう。
■入試問題と結びつける「ラジオ」
ラジオは、音声を使って情報や音楽を広範囲に伝えるメディアで、主に電波を通じて受信されます。
スマートフォンでもアプリで聞けますが、スマートフォンが使えない場合は代替品になります。
特に長期の時間軸で、停電等で、数日の充電が確保できない場合には携帯ラジオは必需品ですね。
中学入試では「ラジオ放送」は歴史の学習で出てきます。
1925年 ラジオ放送開始→治安維持法公布→普通選挙法公布はセットで覚えている受験生は優秀!
ラジオ自体をイメージできない場合は、懐中電灯とセットで身近に置いておきましょう!
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