子どもが将来どんな仕事に就くか、何になりたいなど、話をする機会はたびたびあると思います。中学入試をするうえで、「将来の選択肢が増えるから」と答えられる子どもは多くいます。私の問いは、親子ともに以下の質問をします。
「どんな選択肢があるの?」
決まっていてもそうでなくても、構いません。
将来、自分で「調べて」、「考えて」、「決める」ことが大切です。
なぜなら、自分で選んだ夢は、強い意欲や責任感を持って取り組むことができるからです。
親の導きは重要ですが、子ども自身が探求し、考えた結果、見つけた夢は、将来の成長や達成感に繋がります。
親子で共に話し合い、サポートし合うことで、子どもの自立心を育み、将来への道を進められるようにしましょう。
最近2回目として読んだ本ですが紹介します。
10年後の仕事図鑑
5年ほど前でしょうか。
「シンギュラリティー」という話題があがったときに、「ビジネス書」として読みました。
シンギュラリティーとは「技術的特異点」と言われています。
ざっくりいうと、人工知能が人間の知性を超える時点が来ると言われています。
「将来なくなる仕事があるやなしや」ということで、メディアでも話題にあがりました。
先日、今一度、図書館で出会い、その後どう経過したかなと振り返るために読みました。
現在はAIが身近に使えている時代だということはこの本でも既に挙げられています。
2024年AIで文字情報を伝えるだけで絵も描けますからね。
中学受験生にも読んでもらいたい本だなと思い、今回書き起こしました。
特に、「おわりに」までを読むとよいと思います。
親ができるサポート3選
親としてどんなサポートが必要なのか、大きく3つ紹介します。
子どもの興味を見守る
子どもがどんなことに興味を持っているのか、普段の会話や活動を通じて注意深く観察しましょう。
子どもが興味を示した分野や話題について質問したり、一緒に調べたりすることで、興味を深める手助けができます。
無理に方向を決めるのではなく、我が子の自然な興味を尊重することが大切です。
話し合いの機会を作る
以前、将来の夢について子どもと話たのはいつのことですか?
子どもが将来の夢や仕事について考える際、親との話し合いが大きな支えとなります。
定期的に将来について話す時間を設け、子どもの考えや感じていることをじっくり聞いてあげましょう。
親の経験やアドバイスを伝えることで、子どもが自分の選択に自信を持てるようになります。
体験を通じて視野を広げる
子どもが興味を持つ分野に関連する体験や活動に参加する機会を提供しましょう。
例えば、職業体験や見学、関連するクラブ活動、※ビブリオバトル、ボランティア活動への参加などが考えられます。
実際の体験を通じて、子どもは自分の適性や興味を具体的に感じ取り、将来の夢や仕事に対する理解を深めることができます。
ビブリオバトルとは?
書籍を紹介し合う形式のプレゼンテーションゲームで、参加者がそれぞれお気に入りの本を紹介し、その本の魅力を競い合うイベントです。以下が基本的な流れです。
本の紹介: 各参加者が、自分が選んだ本について5〜10分程度でプレゼンテーションを行います。紹介内容には本の内容や魅力、読んで得られた感想などが含まれます。
質疑応答: プレゼンテーションの後に、他の参加者からの質問やコメントが行われます。これにより、本についての理解が深まります。
投票: 最後に、どの本が最も興味を引いたかを全員で投票します。多くの票を集めた本が「チャンプ本」として選ばれます。
ビブリオバトルは、読書の楽しさを共有し、他の人の視点を知ることができるため、読書推進やコミュニケーションのスキル向上に役立ちます。また、参加者が本を選ぶ過程やプレゼンテーションを通じて、自分自身の考えを整理し、表現力を高める良い機会にもなります。学校で行われていることが多いので、前向きに参加させましょう!振り返りは次の読書がたのしめる言葉も添えてください。
ここだけの話:学生ボランティア
最近では「ボランティア活動はマスト」みたいな感覚が意識高い系中高生に多いですが、大学生はほとんど就職活動のためです。ボランティア側からみると、ボランティア活動自体に興味がない学生ボランティア参加者はすぐにわかります。積極性ないですから。「アッこの子は就活うまくいかないかな?。ただ活動したという記録欲しさにやってきている子だな」と感じます(笑) (ボランティア主催者側もブレインの方々はそのあたりは心得ていて、このボランティアの意義やルール、楽しい部分、ちょっとつらくても頑張れる部分を提供します。それくらいの社会的立場のある方が多いです。)就職活動、うまくいくといいなとも思います。
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