3月の過ごし方で1年の伸びが決まる ― 春休みを「爆発的成長」に変えるための設計図

中学受験において、3月は単なるカレンダーの1ページではありません。「まとめの月」であり、同時に新学年へ向けた「助走の月」でもあります。ここで焦って総復習を詰め込む家庭と、静かに戦略を整える家庭のどちらを選ぶか。春休み以降の伸びが全く違ってくるのは、この1ヶ月の「設計」で差がつきます。春休みは伸ばす期間。 その前の3月は整える期間。この順番を間違えると、どんなに努力しても空回りになることもあります。本日は、春休み前までに絶対にやっておくべき3つの行動と、注意しておきたい内容をお伝えします。
① 「総復習」ではなく「穴の特定」に徹する
3月にやるべきは、全範囲をやり直すことではありません。そんな時間もエネルギーも足りないからです。 最優先事項は、「どこが崩れているかを言語化すること」です。特に国語において、原因を曖昧にしたまま演習を増やしても意味がありません。
- 語彙不足なのか
- 設問分析(問いへの向き合い方)が弱いのか
- 記述の型が不安定なのか
- そもそも読むスピードが遅いのか
算数でも同様です。「割合が苦手」で終わらせず、「立式が弱いのか」「図が描けないのか」「単位換算で落としているのか」まで具体化してください。
3月は「勉強量を増やす月」ではなく、「弱点を精密に特定する月」なのです。
② 学習時間より「学習設計」のリズムを整える
3月に急に勉強時間を増やす家庭がありますが、逆効果になることもあります。本当に整えるべきは「時間」ではなく「仕組み(リズム)」です。
- 復習日がスケジュールに組み込まれているか
- 整理する日(カバンやプリントの整理)があるか
- テスト直しが翌日に回らず、その日のうちに完結しているか
- 休む日が戦略的に作られているか
ここが崩れたまま春休みへ突入すると、連日の講習で疲労が爆発します。 新学年への「期待と不安」で揺れる3月だからこそ、「やることを増やす」より「流れを整える」。この1ヶ月で“回る仕組み”を作れた家庭だけが、4月以降に安定した走りを見せます。
③ メンタルの揺れを「構造」で先回りする
クラス替え、成績表、塾の席順……。3月は、子どもが内心最も揺れ動く時期です。 ここで親がすべきは、精神論で励ますことではありません。「事実を整理すること」です。「今回できなかったのは、知識不足?判断ミス?それとも時間配分?」 と、感情を抜きにして構造で振り返る習慣をつけてください。この客観的な視点(メタ認知)が身につくと、春以降の模試で多少の結果に振り回されない「強い受験体質」が作られます。
【実録】3月の過ごし方、明暗を分けた「失敗」と「成功」
あるご家庭の例です。
3月に「総復習月間」と銘打ち、毎日びっしり予定を詰め込みました。苦手単元をすべてやり直し、追加の問題集も購入。最初の1週間は順調でしたが、2週目から疲労が見え始め、3週目には「もうやりたくない」と失速。結局、一番肝心な春休みを「燃え尽き状態」で迎えてしまいました。
原因は単純です。整えずに積み上げたからです。一方で、別の家庭は3月に量を増やしませんでした。
- 弱点のリスト化
- 間違い直しノートの整理(テキスト書き込みでも構いません)
- 設問分析の「型」の再確認
これだけに徹底して注力しました。結果、春休みに入った瞬間に迷いなく演習へ。基礎の穴が塞がっているため、解けば解くほど吸収し、伸び方が周囲とまるで違いました。
インプット3割、アウトプット7割が鉄則です。
「うちの子の弱点はどこ?」と迷われる方へ
3月の「穴の特定」は、親御様だけでは判断が難しいのも事実です。 「読解ができない」という現象の裏には、実は複雑な原因が絡み合っています。
- 「何が原因で国語が伸び悩んでいるのか分からない」
- 「春休みを無駄にしたくない」
- 「今の学習計画で4月以降間に合うのか不安」
その悩み、一度プロの目で見極めてみませんか? IN国語教育研究室では、お子様の答案1枚から、3月に埋めるべき「具体的な穴」を特定し、春休みの指針を提案します。
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余席が少なくなっておりますので、曜日・時間の候補をいくつか想定していただけると助かります。
