年末のご挨拶

今年も残りわずかとなりました。この一年、中学受験をめぐってたくさんの思いが行き交ったことと思います。順調だった時期もあれば、立ち止まったように感じた日もあったかもしれません。でも、まずお伝えしたいのはここまで続けてきたこと自体が、立派な積み重ねだということです。
Year-End Greetings – IN Language Education Laboratory.
目次
年末は「反省」より「整理」の時間
年末になると、つい
・もっとやらせればよかった
・あのとき声のかけ方を間違えた
そんな思いが浮かびがちです。しかし、年末に必要なのは自分や子どもを責めることではありません。
✔できるようになったこと
✔少しずつ安定してきたこと
✔前より迷わなくなったこと
どんなに小さくても、必ず一年分の前進があります。それを一度、言葉にして整理してあげてください。
国語は「積み重ね」が後から効いてくる

国語は、やった分だけすぐ点に出る科目ではありません。しかし、
読んだ経験・考えた時間・根拠を探した回数。それらは、必ず内部に蓄積されています。今は見えなくても、ある日ふっと「読める」「分かる」に変わる瞬間が来ます。今年の取り組みは、新しい年に芽を出す準備です。
新しい年に持ち越してほしいもの・手放していいもの
新年に持ち越してほしいのは「続けてきた事実」と「親子で向き合ってきた時間」。手放していいのは「他の子と比べる気持ち」と「今すぐ結果を出さなければ、という焦り」。来年は、今より少しだけ落ち着いた目で国語と向き合える年にしていきましょう。良いお年をお迎えください。
新年のご挨拶へ
今年の続きは、来年へ。新しい年も、国語を「不安な科目」ではなく「支えてくれる科目」にしていくお手伝いができればと思っています。一年間、本当にお疲れさまでした。どうぞ、穏やかな年末をお過ごしください。
赤めがね先生:中学受験国語の専門家 IN国語教育研究室
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