1月は「頑張る月」ではなく「整える月」

1月は「頑張る月」ではなく 「整える月」の話

1月になると、国語の勉強についてこんな声が増えます。

・今から何をすればいいのか分からない
・量を増やした方がいいのか不安
・このままで本当に間に合うのか

でも、1月の国語はやる内容が学年によってまったく違います。ここを間違えると、伸びるはずの力も不安に飲み込まれてしまいます。January is not a ‘month to push yourself,’ but a ‘month to get things in order.’

目次

受験生(現小6)の1月の国語

① 新しいことは一切やらない

1月に新しい解き方や教材を入れると、判断がブレて点が不安定になります。やるべきは「いつもの型が、いつも通りできるか」の確認です。

② 記号問題は「切り方」だけ確認

・全部読む
・迷ったら戻る

この癖が出ていないかをチェックします。

✔ 切った理由を言えるか
✔ 根拠は1か所で決めているか

ここができていれば十分です。

③ 記述は「書き直し」より「整理」

1月に大量に書き直す必要はありません。

・要素が入っているか
・ズレていないか
・聞かれていないことを書いていないか

構造の確認だけでOKです。時間配分でやり切れるかどうかが合格点をとる第一関門です。

④ 読解は量を減らして安定を取る

不安になると問題数を増やしたくなります。でも1月は成功体験を積むことが最優先。解けた問題を「なぜ解けたか」確認する方が、本番で再現性が高まります。過去問演習や2学期や冬休みの教材で、今までの答案を見直すことをお勧めします。時事問題集も効果的です。

受験生以外(新小6・新小5・新小4)の1月の国語

① 読む順番が固定されているか

・本文 → 設問
・設問 → 本文

どちらでも構いませんが、毎回同じ順番で解けているかが重要です。迷いながら読む癖は、学年が上がるほど時間不足につながります。

② 「同じ言葉探し」から抜けられているか

言いかえ
具体と抽象
表現の強弱

ここを意識できているかで、新学年の国語の伸び方が変わります。

③ 根拠を言葉にする習慣があるか

「なんでこれにしたの?」と聞かれたときに、

・本文のどこにあるのか
・どう合っているか

を説明できるか。ここが1月の最大のチェックポイントです。

親が意識したいこと

1月は
✔量を増やさない
✔不安を言葉にしすぎない
✔できていることを確認する

この3つが、国語を安定させる最大のサポートです。

よくある質問

どこ受験するの?と聞かれたらどうするかの話。

あまり関係の薄い方から聞かれた場合、困りますね。結論から言うと「受験が終わったら報告します。」これが一番いいです。嫌味にも感じなく、あと腐れもない当たり障りのない距離感を保つことが一番です。

まとめ

1月の国語は頑張る月ではなく、整える月。受験生は「落とさない準備」を。受験生以外は「伸びる型」を固める。この意識だけで、春以降の国語の景色が変わります。まずは次の演習で、「いつもの読み方ができたか」ここを一緒に確認してみてください。

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