10月の過ごし方:模試と過去問を活かす

10月の過ごし方:模試と過去問を活かす
目次

1.なぜ10月が「伸び月間」なのか

10月は、模試や過去問の演習が本格化します。夏休みの成果が試され、点数の上下に心を揺さぶられる時期。ここでただ「結果」だけに注目すると、親子ともに疲弊してしまいます。しかし、国語の学力は演習後の振り返りと習慣づけによって大きく伸びる科目です。10月にその土台を固めれば、11月以降の仕上げで一気に伸びていきます。
10月は「伸び月間」!国語の成績を爆上げする秘密、知りたくありませんか?お子さんの国語の成績、伸び悩んでいませんか? 10月は、実は国語の学力をグンと伸ばせる絶好のチャンスなんです!模試や過去問の結果に一喜一憂する時期だからこそ、「結果」に隠された成長のヒントを見つけることが重要。 夏休みの頑張りが目に見える形で現れることもあれば、逆に課題が浮き彫りになることもありますよね。でも、ご安心ください! 国語は、正しい方法で振り返り、習慣づけを行うことで、何もしていない子どもにとっては短期間でも驚くほど伸びる科目なんです。なぜ10月が特別なのか? そして、具体的に何をすれば国語の成績が爆上がりするのか?ここからは、10月を「伸び月間」に変えるための具体的な戦略と、家庭でできるサポート方法を、国語の専門家が徹底解説します!

「うちの子には無理かも…」 なんて諦める前に、ぜひ続きを読んで、お子さんの可能性を最大限に引き出してあげてください!

2.よくある失点パターンと対策

①記述で「思い込み解釈」

  • ありがち:自分の感想や意見を書いてしまう
  • 対策:
     「本文のどこにある?」と声かけする
     設問条件を声に出して確認する

②抜き出し問題でのケアレス

  • ありがち:送り仮名や語尾を落とす
  • 対策:
     「語尾までちゃんと写した?」と確認する
     見直しを習慣にする

③設問条件の読み飛ばし

  • ありがち:「二字」「一文」などを無視
  • 対策:
     最初に設問の条件に○をつけさせる

④時間切れ

  • ありがち:最後の記述が白紙
  • 対策:
     毎朝10分の短時間読解で処理速度を上げるお子さんの国語の弱点、的確に把握されていますね! それぞれの対策を、効果的なタイミングで実施できるよう、以下にアドバイスをまとめました。

まず大前提として、これらの対策は「模試や過去問の演習後、なるべく早いタイミング」で行うのが最も効果的です。 時間が経つほど、なぜ間違えたのか、どう考えたのかを忘れてしまうからです。

① 記述で「思い込み解釈」

  • タイミング: 演習後、すぐに。自己採点をする前に、お子さんと一緒に問題文と解答を見比べながら、「どこに根拠があるか」を話し合いましょう。
  • ポイント:
    • 「本文のどこにある?」の声かけは、毎回必ず行いましょう。
    • 設問条件の確認も、口頭で一緒に行うことで、より意識づけられます。
    • 模範解答と自分の解答を比較し、何が足りなかったのか、どこがずれていたのかを具体的に理解させることが重要です。

② 抜き出し問題でのケアレス

  • タイミング: 演習後、自己採点の前に、お子さん自身にチェックさせましょう。
  • ポイント:
    • 「語尾までちゃんと写した?」の確認は、ルーティン化しましょう。
    • 指差し確認を促すと、より注意深くなります。
    • 見直し時間を確保できるよう、時間配分を意識させることも大切です。

③ 設問条件の読み飛ばし

  • タイミング: 演習開始直後。問題を解き始める前に、必ず行いましょう。
  • ポイント:
    • 問題文を読む前に、まず設問条件に○をつけることを徹底させましょう。
    • 声に出して条件を読み上げるのも効果的です。
    • 模試や過去問だけでなく、普段の問題集でも習慣化することが重要です。

④ 時間切れ

  • タイミング: 毎朝の習慣として、継続的に行いましょう。
  • ポイント:4つ中2つは意識してみましょう
    • 10分という短い時間で集中力を高めることが目的です。
    • タイマーを使って、時間を意識させましょう。
    • 様々なジャンルの文章に触れることで、読解力そのものを向上させます。
    • 週末に、時間を計って過去問を解くことで、実戦的な時間配分を練習しましょう。

エビングハウスの忘却曲線を利用する

➀~④を時間をおいて思い出しながら改善をすることです。忘れてしまいますから、忘れさせないために「海馬」を通過させるように時間をおいてもう一度行います。ただし、解き直しといっても、答え方、考え方、時間配分等を復習することです。最難関レベルの生徒はこの応用が非常に上手な子どもが多いです。単元回だけでき、まとめの回だと成績ダウンという場合は場当たり的な学習になっていると親が冷静に判断し、対応することです。難しければ、プロに相談しましょう。表の〇日後は目安ですので前後しても構いません。塾の週のテスト直前前週の振り返りと次回に向けての時間、月例テスト直前等いろいろできることはあります。ご家庭で工夫してみてください。組み合わせを親子で考えることが重要ですが難しければプロに相談することです。算数は相談するが国語を相談しない不思議な国だという見解をある方はおっしゃっていました。

補足:

  • これらの対策は、一度やれば終わりではありません。 継続的に行うことで、徐々に効果が現れてきます。
  • お子さんの状況に合わせて、声かけの仕方やサポート方法を調整しましょう。
  • 焦らず、根気強く取り組むことが大切です。

3.学年別アドバイス

小4

  • まだ「国語に慣れる」段階 音読は必須
  • 成功例:親と一緒に設問条件を読み、本文を指さしながら探す
  • 失敗例:子ども任せにして写し間違いが習慣化

小5

  • 語彙・漢字、条件付き設問が増える時期
  • 成功例:模試後に「条件を守れたか」だけを確認
  • 失敗例:結果に一喜一憂して復習を飛ばす

小6

  • 実践演習が中心。精度と時間感覚が大事
  • 成功例:模試での失点を「次にどう直すか」を書かせる
  • 失敗例:点数だけで合否を判断して落ち込む

小4は国語の土台作り、小5は応用力養成、小6は実践力強化。成功例と失敗例を参考に、ぜひご家庭でのサポートを見直してみてください。特に、模試の結果に一喜一憂せず、「次の一歩」 に焦点を当てることが重要です。お子様の成長を信じ、「どうすればできるようになるか」 を一緒に考える姿勢が、国語力アップへの近道です。さあ、次はいよいよ具体的な対策方法について見ていきましょう!

4.家庭でできる声かけ3選

  • 「設問の条件は何字?一文?」
  • 「答えの範囲はどこ?」
  • 「語尾までちゃんと写した?」

たったこれだけでも、失点は大幅に減ります。

5.親が勇気づける視点

国語の失点は「才能の壁」ではありません。
むしろ 「直しやすい失点」が多い科目 です。

  • 思い込み解釈 → 練習で矯正できる
  • ケアレスミス → 習慣で改善できる
  • 時間切れ → 10分読解で克服できる

模試や過去問の点数は「合格力」ではなく「伸びしろの地図」。
親が子どもの失点を一緒に「伸びポイント」と捉えれば、必ず成果に変わります。

6.具体例:成功と失敗から学ぶ

成功例(小6男子)

模試で毎回抜き出しを落としていたが、
「答えの語尾を声に出して確認」習慣を導入。
→ 3週間でケアレスが激減、得点が安定。

失敗例(小5女子)

模試の点数に一喜一憂し、解き直しをせず次へ。
→ 夏に解けなかった設問形式を秋も同じように失点。

➡ 学び:点数よりも「なぜ落としたか」に時間を使うべき。

7.まとめ

10月は、模試や過去問に振り回されやすい時期。
しかし、国語の失点は「習慣」と「声かけ」で直せます。

✅ 記述・抜き出し・条件確認を徹底
✅ 学年別の弱点に応じた声かけ
✅ 成績より「改善できたか」に注目

これを続ければ、11月以降の模試や過去問で確実な伸びが見えてきます。

国語は「今からでも伸びる科目」。
この記事を読んだ今日が、改善のスタートです。

Q&A

Q:模試で点が下がってしまい、不安です。

A:模試の点数は合格判定よりも「改善点の宝庫」と考えてください。

特に国語はケアレスや条件違反など「直しやすい失点」が多い科目です。模試後に親が「どの問題なら次は取れそう?」と声をかけるだけで、子どもは次の模試に向けた行動を取りやすくなります。成績が上がる子もいれば下がる子もいます。皆、相当量の学習をしているわけですから、全体像を俯瞰しながら我が子の最大の伸びを期待しましょう。

【学年別:模試との向き合い方】

  • 小4・5年生の保護者様へ: 模試の結果に一喜一憂せず、「弱点克服のチャンス」 と捉えましょう。偏差値に囚われず、「何が理解できていないのか」「どうすれば理解できるのか」 を親子で話し合うことが大切です。「今回は漢字が弱かったから、漢字練習を強化しよう」「記述問題が苦手だから、一緒に解き方を練習しよう」 など、具体的なアクションプランを立てることで、次のステップに進めます。
  • 小6生の保護者様へ: 過去問演習では、合格者最低点や受験者平均点を意識し、「先輩たちは本番でこれくらいの点数を取っていたんだ」 という感覚を持つことが重要です。「あと何点取れば合格できるのか」「どの分野を強化すれば目標点に近づけるのか」 を具体的に把握し、「本番で最大限の力を発揮するために、今何をすべきか」 を逆算して考えましょう。試験当日まで成績は伸びるというの意味を誤解なくはっきり自覚することです。無謀とチャレンジの違いをはき違えると「誤解泣く⇒五回泣く」になります。それは誰も幸せにならないので、何としても避けたいですね。

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この記事を書いた人

中学受験国語の1:1オンライン指導、ブログを運営しています。
受験生の指導、受験相談、指導者向けコーチング指導等が強みです。
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