中学受験の国語が大学入試につながる理由|記述力・読解力が未来を変える

中学受験の国語が大学入試につながる理由

中学受験の国語対策は、実は大学入試の土台づくりにもつながっています。記述力・読解力・語彙力など、今取り組んでいる力が、高校生になったときに大きな武器になるのです。大学入試の多様化が進む今、共通テストや英語検定、情報科目などに対応するには、早い段階からの「国語力」が欠かせません。今回は、中学受験の国語がどのように未来の入試に活きるのかを、保護者目線でわかりやすく解説します。
The reason why the Japanese language subject in junior high school entrance exams leads to university entrance exams.

目次

中学受験の国語が大学入試の基礎になる理由

大学入試では、現代文・古文・漢文それぞれに求められる力があります。現代文は文章へのアクセス力、古文は語彙と文法、漢文は句形の理解が必要です。これらの基礎は、中学受験の国語で既に育まれているのです。特に理系志望の高校生が「国語で点を取りたい!」と焦る場面は少なくありません。数学や理科が伸び悩む中、国語の方が得点源になることも。共通テストでは国語が必須科目であるため、総合点を上げるには避けて通れません。また、情報科目も注目されています。ITリテラシーが高い子どもは、国語的な読解力を活かして得点するケースも。文章の構造を読み解く力は、どの科目にも応用できるのです。

入試方式の多様化と「読み解く力」

大学入試は、総合型選抜・英検利用・個別試験など多様化が進んでいます。英語検定のスコアが有利に働く場面もあり、募集要項の読み込みや出願準備は高校生の必須スキルです。中学受験のWeb出願を親子で経験しておくことで、将来の大学出願にもスムーズに対応できるようになります。情報を読み解き、必要な行動を取る力は、まさに国語力の延長線上にあります。

中学受験の国語で育つ力

  • 語彙力:難解な文章にも対応できる
  • 文法力:文章構造の理解が深まる
  • 読解力:素材文と出題者の意図を読み取る
  • 判断力:キーワードや正解を見抜く
  • 記述力:情報を整理し、自分の言葉で表現する
  • 時間配分:読解・記述のスピード感を養う
  • 学習習慣:知識と教養を積み重ねる力

古文や漢文の学習では、時代背景や文体の違いを理解することで、言葉の進化や文化の深みを知ることができます。中学受験で得た土台があれば、中学・高校での学びにも自然と適応できるのです。中学・高校の先生も土台がある子どもにとっては教えやすいですし、より深い学習を進めることができます。

算数・理科が苦手でも焦らないで

算数や理科でつまずくと「理系向きじゃないかも…」と不安になることも。でも、算数は中学で数学に変わるタイミングで一度リセットされるので、苦手意識は引きずらなくて問題ありません。むしろ、国語で得点を伸ばすことが合格への近道になる場合もあります。中学受験は総合点での勝負。すべての教科で「解き直し」を重ね、できることを積み上げる練習が大切です。

述語部分に着目できる子どもは強い

これは「言いたいことを正確に捉えることができているから」です。また、消しゴムを使う回数も少ない傾向があります。なぜなら、テストで消しゴムを使うと書き直しにどれくらいの労力を割くか、時間配分が崩れることを知っているから。ですから、答えを書く前に頭の中でいったん方向性や答えの型を整理してから書き始めることができます。
記号、書き抜き、記述と問われ方は異なれど、自分が最高得点をとる最適解を工夫します。たとえば、書き抜き問題は飛ばす、難解な記号問題は答えを仮置きして次に進むというスキルです。個人差があるので実力がある子どもほど次に進むための勇気を持っています。実際は「ここまでにして次に行こう」という感じの子どもが多いです。その後、自己採点で合ってはいたけれどもいまいち根拠が弱いと自己分析し質問します。親や先生に対する質問も的を射ています。先生に何を聞きたいかが明確なので答えるレベルも高いです。その先はある意味、先生と生徒の解答の議論の世界になります。「守破離」の離に近い感覚です。

まとめ

中学受験の国語は、単なる入試対策ではなく、未来の大学入試にもつながる「思考力の土台」です。読解力・記述力・判断力は、どんな進路にも活かせる一生ものの力。算数や理科で悩む時期も、国語を通じて自信を育てるチャンスです。今の学びが、未来の選択肢を広げることを、ぜひ親子で感じてみてください。

あわせて読みたい
記憶を定着させる国語の復習術 中学受験を控えるお子さんにとって、復習の重要性は言うまでもありません。特に国語は、ただ暗記するだけでは力がつきにくい教科です。しかし、復習を通じて学んだ内容...

IN国語教育研究室のオンラインサービスとは?

​​1.保護者様向けの学習相談
週1回、月1回の選択
2.お子様の国語力向上を目的とした授業(答案分析から解答改善を行います)​​
レギュラー授業週1回、スポット授業:適時

Zoomにてオンラインサービスを提供しております。入試情報だけでなく、学びに関するあらゆる疑問や不安に寄り添い、信頼できる学習伴走者として共に歩みます。お困りごとがありましたら、一緒にお子様の可能性を広げていきましょう。
お問い合わせはコチラ→​IN国語教育研究室

お子様向けは
・6年生は募集はあと2名です。主に過去問対策です(時期が時期なので現在は受講の制約条件があります。)
・3~5年生は2学期の学習ステージが上がりますので、週のテストや月例のテスト、外部模試の直しと改善、または消化できていない塾での教科書や特定分野の授業をカスタマイズしながら改善を積み重ねます。

成績を伸ばす鍵は、テスト後の振り返りです。IN国語教育研究室では、お子様に合った指導と保護者向け相談で、学習効率の向上をサポートしています。 Zoomにて1:1の個別指導を行っています。

フルネームで記入ください。兄弟姉妹同時のお問い合わせの際はメッセージ本文にお名前と学年を記載ください。
カタカナでフルネームで記載してください。
ご希望
中学受験の国語が大学入試につながる理由

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

中学受験国語の1:1オンライン指導、ブログを運営しています。
受験生の指導、受験相談、指導者向けコーチング指導等が強みです。
「オンライン授業」の詳細はサイトからお問い合わせください。
受験に役立つ本やグッズは楽天ROOM「IN国語教育研究室」で紹介しています。

目次