新学期が始まって1カ月。「今年こそ国語を何とかしたい!」と思っているご家庭も多いのではないでしょうか。特に、宿題はやっているのに点数が伸びない、直し方がこのままでよいのかと悩んでいる方に向けて、効率よく得点を取るための方法をご紹介します。
How to spend March: A method to steadily improve your Japanese language scores.
如何度过三月:一种稳步提高日语成绩的方法。
国語は“量より質”!効率よく点数を伸ばすためのコツ
国語が苦手な子どもほど、「とりあえず問題を解く」勉強法に陥りがちです。しかし、この方法では効果が薄く、時間がもったいないです。
- 何となく読んで、何となく解く → 間違いが減らない
- 答え合わせしても、「ふーん」で終わる → 何がダメだったかが分からない
- 結局、何を直せばいいのか分からない → 伸び悩む
上記のような悩みがあれば、以下を参考にしてください。
国語の成績を上げる方法
文章を読むとき
- 意味を理解しながら読んでいるか。
- 著作名はおさえているか。ヒントになることもままあります。
線を引きながら読むのは良いことですが、線を引くことに集中しすぎ、本質を見誤ってしまうことも。作者が言いたいことのポイントに線を引く、記憶の補助として線を引く等「個人差」があります。読了後にどんな話だったかを思い出せるレベルで線を引ければ問題ありません。
設問を読むとき
問題作成者の問いは何か?自分の考えではなく、問題作成者の問いを常に意識することです。
問題を解くとき
記述は「型」を身につけましょう
- たとえば「原因+理由」のセットを意識して書くだけでも、ずいぶん書きやすくなります。
- 「型に沿って書く」ことを意識的にトレーニングすることが重要です。
因果、対比、並列、置換の4つが使いこなせればほとんどの問題に対応できます。論理的思考力で問題作成者の問いに確実に文字で伝える訓練は地道ですが必要不可欠です。
選択肢問題は「消去法」が最強!
- 「この選択肢がダメな理由」を見つけるクセをつけることが大切です。
- 選択肢のつくり方やひっかけのパターンを学ぶことで、効果的に消去法を使うことができます。
ただし、一発でできる記号は、消去法は不要です。定義は見直しはしないでも大丈夫なレベルです。
97/100の正答率だと思ってよいです。
問題を解いてから
記述は「型」を身につける
- その他さまざまな「型」を使って訓練していくと精度は自然と向上します。
選択肢問題は「消去法」で二つに絞る
- 消去法を使っても誤答が出る場合、その理由を分析することが大切です。
間違えた問題こそ、じっくり分析!
- 「どこで読み違えたのか?」を振り返ることで、次の正解率が上がります。
- 「間違えた問題」=「伸びしろ」と考え、丁寧に分析しましょう。
3月にやるべき国語勉強の3つのコツは?
新しいスタートに向けて、まずは以下の3つを実践してみてください。
「解き直しの時間を確保する」 間違えた問題を「なぜミスしたのか?」とセットで記録し、振り返りましょう。
「模範解答を音読する」 記述なら模範解答を、記号なら選択肢の文を音読しましょう。
「記述の型」を覚える 「これさえ書けば点がもらえる」型をインプットして、練習しましょう。
問題演習時間と同じくらいの解き直しの時間をかけることが第一歩です。高学年になればなるほど大人の文章を読むことになりますので時間はかかります。また、問題作成者の出題の意図と制約条件も文章の難易度に応じて記述の力量が問われます。単に問題量だけをこなしていると、「型」が身につかずに効果を感じなくなり、「他の教科をやった方が効率が良い」などと言った悪循環になります。しかし、解きなおしの習慣と自信がつくと、得点率も上がり、解き直し=修正する時間は短くなります。習慣にすれば、国語の勉強が「作業」から「スキルアップの時間」に変わります。
最後に
3月は、勉強のやり方を見直すチャンスです。この時期に正しい国語の勉強法を身につければ、これからの模試や本番で確実に差がつきます。「今年こそ、国語を得意にしたい!」と思ったら、まずは一つだけでも試してみてください。
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