本ブログでは、叱ることと叱らないことの違いや効果、子育てや教育における適切なアプローチについて探ります。どちらが良いのか、どんな場面でどの方法が効果的なのか、ちょっと立ち止まって自分自身を見つめ直す時間にしていただければ幸いです。
Scold? Don’t scold? An appropriate approach to the growth of parents and children.
叱る (しかる)
他人に対して注意や指導を行うことです。
目的は、相手が誤りを正し、成長するためのアドバイスを与えることにあります。
叱ることは、愛情や関心から来る場合が多いです。例えば、親が子どもを叱る時などです。
怒る (おこる)
自分が不快や不満を感じた時の感情です。
怒ることの目的は、自分の感情を表現し、問題を解決することにあります。
怒りは一時的な感情であり、時には衝動的です。
「深呼吸」してどういう注意の仕方をするかを一瞬考えてから発言することを心がけましょう。
自己肯定感を高めることと論理的思考力を働かせることがポイントです。
親の行動を子どもは認知します。だからといって「褒めて伸ばしている」つもりが、いつの間にか「子どもの問題を指摘しない」という形にゆがませないことが大切です。叱った後怒ったのか、怒った後に叱ったのか、叱るのみなのか、怒るのみなのか、直近で子どもにどう対応したのか思い出してみましょう。
論理的思考力を高めるためのポイント
- 質問を促す
子どもに「問いかけ」をすることで、彼らの好奇心を引き出し、深く考える習慣を身につけさせます。例えば、「なぜそう思うの?」や「他にどんな方法がある?」といった質問を通じて、考えるプロセスをサポートします。 - 問題解決の機会を提供する
子どもに日常の問題を解決させることで、論理的思考力を鍛えます。例えば、家事の分担や学校の課題で、自分なりの方法を見つける経験をさせることが重要です。 - 本やパズルを活用する
論理的なストーリーが含まれる本や、論理パズル、数学ゲームなどを通じて、楽しく論理的思考を練習させます。
読書やパズルのプロセスと完成形は無意識にできている子どもは素晴らしいと思います。言語化訓練は学齢によってレベルは異なりますが、一定の量と質が伴えば、自走できるようになります。個人的には自走が確実にできるレベル=「人に教えられるレベル」まで子どもの能力は大人のサポートにより引き上げるべきだと思います。
自己肯定感を高めるためのポイント
- 称賛とフィードバック
子どもの努力や進歩を具体的に称賛することで、自己肯定感を高めます。単に「良い行動」と言うのではなく、「一生懸命取り組んだね、その努力が素晴らしい!」と具体的に伝えます。 - 自己主張のサポート
子どもが自分の意見や感情を表現できるようにサポートします。これにより、自分の考えや感じていることが尊重される経験を積むことができます。 - 失敗を学びに変える
失敗を恐れるのではなく、学びの機会として捉えさせることで、自己肯定感を維持します。失敗から何を学んだか、次回どう改善するかを一緒に考えるようにします。
失敗した場合も失敗したという学びとして記憶に入れることです。体験になるので積み重ねるとより深い学びへの読解スピードと論理的思考力が身につきます。国語においては問題を解いているときに文章を読んだら、設問を読み、まず脳内で考えること、次に言えること(口を動かす)、そして書くこと(手を動かす)ことをよく観察しましょう。
まとめ
叱ることには迅速な行動修正が期待できますが、過度の叱責は子どもの自尊心を傷つける可能性があります。一方、叱らないアプローチは自主性を育む一方で、ルールの重要性を理解させる難しさもあります。適切なバランスを見つけることが鍵となります。学習時のアドバイスや注意はちょっと今回の内容を思い出しで一呼吸おいてから話しかけるようにしましょう。
お勧め本
「叱らない」教育に現役スクールカウンセラーが警鐘を鳴らす一冊。なぜ不登校やいじめなどの問題は絶えないのか。叱ること、押し返すことの意義を取り戻す。現在、不登校状態の子どもは小中学校合わせて約三〇万人。これまでは「無理させず休ませる」支援が主流でしたが、それだけでは改善しない事例が増えてきていると、現役のスクールカウンセラーが警鐘を鳴らします。
一読し、我が子を振り返る時間を過ごすこといいですね。
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