家庭学習にどれくらいの時間をかけるべきか、どの教材を使用すべきか、正しい答え合わせや見直しの方法、進捗管理のポイント、生徒のやる気を引き出す方法など、具体的なアドバイスを提供します。塾や家庭教師の先生のサポートを受けながら、計画的かつ楽しく学習を進めるための参考になれば幸いです。
Effective Japanese language learning methods for success in junior high school entrance exams.
「語彙を増やしましょう」「知識を増やしましょう」「漢字を頑張りましょう」というのは模試結果から誰でも言えることです。塾の面談でこれを言われたら、今の勉強をどのようにしていくべきかを突っ込んでアドバイスをもらいましょう。具体的には時間の確保、何をどのようにやるかのアドバイスを詳しくもらい、再現性の高い練習が家庭でできることです。まずは、次の組み分けテスト等のマイルストーンまでを決めて実施することが大切です。
家庭学習にかけるべき時間は?
中学受験に向けた家庭学習の時間は、子どもの学力や目標によって異なりますが、国語においては1日あたり1時間から1時間半程度が推奨されます。これにより、確実に基礎を固め、応用力を養うことができます。中学受験においては塾等の授業時間や新聞記事を読む時間をいれて構いません。普段の会話は日本語ですので必然的に20~30分は大人と話をしているとし、学習時間と考えてもよいですが、毎日コツコツ学習することが大切です。
2. 使用する教材は?
中学受験対策の国語には、以下の教材から参考にしてください。
- 学校で使用している教科書:基礎力を確認するのに役立ちます。
- 市販の中学受験用問題集:出題傾向を掴み、実戦力を鍛えるために重要です。
- 塾のオリジナル教材:塾の授業内容に即した練習ができます。
- 過去問:実際の試験形式に慣れるために必須です。
基本は塾の教材をやることです、どうしても会わない場合は市販の問題集を「単元」をすすめることです。特に国語が苦手教科な場合は説明的文章、文学的文章、詩、文法別です。随筆は説明的文章、文学的文章のどちらかに分別するのがいいです。学校の教科書は、「読書」としてもらったらすべて読んでしまうのが理想です。過去問題はいつからはじめるかは家庭で軸を決めることですが、6年生の夏休み以降に始めるのが一般的です。単元のない全範囲の総合模試が9月から始まるので、10月の模試が終わったら2回進めているので過去問題にとりかかるのが個人的にはよいと思います。※苦手教科の場合は別のやり方もありますので時間の確保ができるようならば、信頼できる先生に相談するといいでしょう。
3. 丸付けや見直しの方法は?
正しい答え合わせと見直しは学習の質を高めます。以下のステップを参考にしてください。
- 自分で丸付けを行う:答え合わせを通じて、自身の理解度を確認します。
- 塾の先生や保護者が確認する:解答の過程で見落とした点をチェックし、解説を行います。
- 見直しの時間を設ける:なぜ間違えたのか、どのように改善できるのかを考える時間を設けましょう。
自分で丸付けを行う前に、設問の上や解答用紙に子ども自身の予想として〇△×をつけることです。
4. 誰が進捗を管理するのか?
家庭学習の進捗を管理するのは保護者と塾の先生の役割です。進捗を管理するためのポイントは以下の通りです。
- 学習計画を立てる:週ごとの目標を設定し、進捗状況を確認します。
- 学習日記をつける:学習した内容や達成度を記録します。
- 定期的な面談:塾での定期的な面談を通じて、進捗状況を確認し、必要に応じて学習計画を修正します。
予備の時間は設けましょう。やりきれなかったことを補填できます。
5. 子どものやる気を引き出す方法は?
やる気を引き出すためには、以下のポイントに注意しましょう。
- ポジティブなフィードバックを与える:努力を認め、成果をほめることでモチベーションが上がります。
- ご褒美を設定する:達成目標に応じた小さなご褒美を用意することで、学習意欲が増します。
- 興味を引く教材を選ぶ:生徒の興味を引く内容を取り入れることで、学習が楽しくなります。
- 学習環境を整える:集中できる静かな場所を確保し、快適な環境で学習できるようにします。
Q&A
家庭学習で音楽を聴きながら学習するのはいいことか?
聴くこと自体は問題ないですが、スピーカーでも、イヤフォンでもボリュームは聞こえるか聞こえないかくらいに設定することです。集中すると、聞こえなくなるので音楽の有無は実質関係がなくなります。集中力がきれると音楽が聞こえるということですね。
YouTube動画を見ながら勉強するのはよいか?
スマートフォンやデバイスは、学習中は基本は見えないところに置いておくことを推奨します。YouTube動画を見る場合は、例えば、好きなチャンネルの中学受験の歴史の解説などを見るというのは有益です。
この方の授業はオススメです。→小堀正博さん飛鳥時代の授業
どの教科でも、いったん親がみて子どもが興味をもちそうなものをちょっと見せてあげるといいでしょう。
まとめ
中学受験の国語の家庭学習は計画的かつ楽しく行うことが重要です。保護者や塾の先生のサポートを受けながら、効果的な学習習慣を身につけましょう。特に、国語の学習は「論理的思考力」が身に付き、一生ものです。
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