漢字の正しい読み方として意外に読めないものを集めました。「内科]と「外科」の読み方が確定していることが前提ですので、まずはこれを正しく読めているかを確認してください。(小児科もあわせて確認するといいです。)大丈夫であれば子どもに見せてあげやすく最後の部分はクイズ形式で書き直していますので待ち時間にご活用いただければ幸いです。A must-see for elementary school students! Tips for kanji that you can read.
知っておきたい漢字
①塩梅(あんばい)
意味:物事の具合や状態。また、料理の味付けのこと。
「いい塩梅」のぬくもりだと猫たちはささやいている。こんな感じです。バランスがいいという意味ですね。
②古文書(こもんじょ)
意味:昔の文書や書物。歴史的な価値がある書類や手紙など。
国語の科目、古文(こぶん)とは読み方をしっかりと分けましょう。
③曲者(くせもの)
意味:正体がつかみにくい人物や物事。また、一風変わった人物のこと。
「強者」(つわもの)とセットで記憶しましょう。
④重複(ちょうふく)
意味:同じことが何度も繰り返されること。
近年は「じゅうふく」でも認められつつありますが…
⑤世論(せろん)
意味:一般大衆の意見や考え。ただし、単体の熟語でいう時です。
「世論調査」の場合は(よろん)と読みます。
※せろん、よろんはどちらでもよいとされつつあります。
下の図は白紙から書き起こせるのが冬休みの受験生です。
上級:全て書ける 中級:→←以外は書ける 最低限:〇⇨の部分は書ける
⑥一段落(いちだんらく)
意味:物事が一区切りつくこと。または、文章の一つの段落。
一安心(ひとあんしん)と混同しないことです。
⑦肉汁(にくじゅう)
意味:肉を料理した際に出る汁。
「墨汁」とセットで記憶しておくと便利です。
さらに、「出汁」は「だし」と読みますが、普通に「でじる」とよむ人も多いです。実物を見せて、料理の時にどう使うか教えたり、手伝ってもらうと体験と重なり、記憶に残ります。(ハッとしたら冬休みに少しコミュニケーションをとりましょう。)
⑧月極(つきぎめ)
意味:月単位で契約すること。主に駐車場などの月極契約を指す。
看板があれば、読ませてみるといいですね。
子どもに見せる時は下の看板をみせてあげてください。近所にあれば3回ほど読ませれば覚えられるでしょう。余力があれば、この中でなぜ遊んではいけないかを3つあげてみてください。簡単にいうと、遊ぶ人自身、車の所有者自身、駐車場の管理者自身を想定すると答えを出しやすいです。
■次の傍線の漢字の読みをひらがなで書きなさい。
(1)落語の寄席(よせ)に行ったが、いい塩梅で席が空いていた。
(2)古文書を読む学者に考古学の話を聞いた。
(3)私には親友が一人いるが、皆からは、個性が強すぎ、曲者と言われている。
(4)重複した内容は避けて、指示語を使って話す私を先生は腕を組んでうなづいていた。
(5)そのような行為は世論が許さないだろう。
(6)大きなプロジェクトの山場は越えたので、一段落ついた。
(7)母が作ってくれた味噌汁の肉汁がいつもよりおいしく感じた。
(8)月極の駐車場で遊んではいけない。
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