年末年始の過ごし方は、家庭によって異なります。帰省の有無、来客の有無、外出の有無など、学習時間の確保と家族のイベントを両立させる時期でもあります。生活バランスが崩れやすいこの時期、受験へのモチベーションを上げつつ体調管理もしっかりして、新年を迎えられるようにしましょう。How should you spend New Year’s during the junior high school entrance exam period?
正月特訓を受ける場合
多くの塾や家庭教師が「正月特訓」を行います。特訓に参加すれば、年末から年始にかけて集中的に勉強を進めることができます。特に志望校に合った内容を受講することで、学習効果は高く、ミスをその場で修正・補強する機会になります。志望校別の特訓は、合否に直結する重要な内容が含まれるため、最優先する価値があります。家庭教師の場合は、子どものリクエストに応じたカリキュラムを事前に相談し、最善の策を講じましょう。目標をより明確にしてくれる授業は、受験生にとって心強いサポートとなります。
正月特訓を受けない場合
正月に家庭学習をする場合、まずは苦手な単元から取り組むのが効果的です。まとめテキストの反復や、過去問題の解き直しを通じて理解を深めましょう。特に過去問の進捗が遅れている場合、この正月を利用してリカバリーすることが重要です。解き直しの時間も含め、最高の調子で受験日を迎えられるよう準備しましょう。
ポイント: 国語の過去問題の2回目はどうやる?
既に過去問題の文章は読んでいるので、分析が済んでいるいれば以下の2通りが有効です。
- 「解き方」の見直しに絞る
- 時間を短くしてやり直す
迷ったら、まずは「解き方」を見直すことをお勧めします。何が問われているか、どう答えるかを問題作成者の意図と自分の解答を照らし合わせながら確認する機会は、他の教科と比べても時間的に後回しになることが多く貴重です。国語が苦手な子どもの場合は、どちらがいいか聞いて好きな方を選ばせた方がよいです。(やる気重視)
Q&A
丸1日ノー勉でもよいか?
受験生の正月は基本的に勉強が中心ですが、一日ぐらい休みを入れることでモチベーションが上がることもあります。子どもとよく話し合い、計画を立てましょう。子どもの気持ちを尊重し、思い切って一日遊ぶ時間を設けるのも一つの手です。(総学習日数のうちの1日なので、たいしたことはないとして割り切りましょう。)その日勉強する時間を自らつくると言えたら、優先させてあげるといいですね。また、少しは勉強するとし、来客がある場合や初詣などの外出がある場合は、親が来客に「子どもが受験勉強中である」ことを伝え、配慮することを約束しましょう。
ドタバタしていて落ち着いて勉強できない場合は?
正月は家庭内の人の出入りが多く、勉強に集中できない環境になることがあります。その場合は、作業的にこなせる内容を優先しましょう。漢字の書き取りやことわざ、慣用句の暗記、公式の暗記などを選ぶといいでしょう。国語の文章読解や算数の文章題は集中しにくいため、比較的「短時間でできる内容」を復習することをお勧めします。
読書・同音異義語・同訓異字語・慣用句・ことわざ・故事成語・文法・語句・文学作品の中から志望校の入試問題で出題されていた分野を選んで、時間内にできるだけ多くの問題に触れることをお勧めします。まとめ問題集をつかっていれば、2周目、3周目となっていれば、間違えた問題だけにしぼり取り組ませるのがよいでしょう。
次年度以降の受験生の場合するべきこと
受験生でない場合は、家庭の事情で次年度以降の新年の挨拶や、帰省しなければならない場合はどうするべきかを想像できます。子どもと事前によく話し合い、早めに計画を立てましょう。可能であれば、1年前から「来年の正月は特訓があるかもしれない」と親戚に伝えておくと良いです。親戚が早い段階で準備をしてしまうと、計画の変更が難しくなるので、早めに伝えておくことが大切です。もう一つ、子どもの「体力」は常に大切です。集中力を持続させるためにもリフレッシュ(リラックス)時間と集中時間を分けて学習することに合わせて、体力づくりをすることも必要です。
まとめ
受験期の正月は学習の追い込みと家族の時間のバランスを取る大切な時期です。正月特訓に参加する場合は、志望校に合わせた学習内容を優先し、効果的に学習を進めましょう。家庭学習を選択する場合は、苦手な単元の克服や過去問題の進捗確認を中心に計画を立て、効率的な学習を心がけましょう。また、時には一日休むことでリフレッシュし、モチベーションを高めることも大切です。ドタバタした環境でも集中できるよう、作業的な学習内容を優先するのも一つの方法です。次年度以降の受験生も、早めに計画を立て、家族と協力して最善の準備を進めましょう。これらの方法を参考に、充実した正月を過ごし、受験に向けて万全の準備を整えてください。
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