「読解力を育む方法」について定義から始まり、具体的な育成方法や環境の整え方、親子で実践できる習慣まで詳しく解説しています。子どもの感情コントロールや対人スキル向上にもつながる大切なスキルです。ぜひブログをご覧いただき、日常生活に取り入れてみてください!How to develop reading comprehension.
読解力の定義
- 本を読む
- 書かれている内容を理解する
- 行間から書き手の意図を察する
読書とは、書き手と読み手が1対1で向き合うコミュニケーションの形です。読書をよくする子どもは「感情が豊か」と言われることが多いですが、これは「感情を上手にコントロールできるようになる」とも言えます。感情を察する力が身につくことで、対人関係のスキルも向上し、他者を傷つける言動を避け、トラブルを未然に防ぐことができます。トラブルが発生した場合でも、冷静に対処できる力が養われます。この「1対1で向き合う」経験の積み重ねが、人との関係を築く力となります。
国語の文章題では、問題文を作った人と問題を解く子どもが「1対1」で文字を通じて向き合う形になります。
読解力の欠如がコミュニケーションの障害となることはありませんか?
相手の気持ちを察する力が欠けていることが、コミュニケーションの問題を引き起こす原因となることが多いです。大人の社会でも同様で、理路整然と話しているようで、実は相手に自分の意見を押し付ける人もいます。読解力は塾で習う国語の勉強だけでは限界があります。日本語が日常生活に溶け込んでいるため、当たり前に使っているために。その重要性に気づかないこともあります。
読解力を育む環境
- 主要教科以外の学習も重視
体育や音楽、図画工作などに集中することで、知的好奇心を広げ、受験科目にも好影響をもたらします。
入試に出ないから手を抜くような促しはしないようにしましょう。むしろ楽しむ時間として過ごせるといいです。 - 親の読解力を確かめる
子どもの読解力を育むためには、親も同じ本を読み、感想を共有したり、一緒に問題を解くことが大切です。 - 子どものサインを見逃さない
子どもが話しかけてきたとき、忙しくてもきちんと向き合うことで、安心感と意欲を醸成します。
忙しいい場合は、後で時間をつくることを約束し、数分でも「目と目を合わせる」時間をつくりましょう。 - ネガティブ発言や悪口は控える
言い換え等によりできるだけポジティブな視点を持つことが大切です。
※時には「仕方がないでしょ!」と言ってもいいとは思います。親の感情がうまく伝わらない行為でもありますし、親も完璧ではない部分を見せることで、「完璧な大人はいない」と子どもが思えることにもつながります。
お勧めの習慣
親としては聞き手に徹するのがいいでしょう。どんな小さなことでもいいので、よかったと思えることをうまく引き出してください。「5WIH」のどれかを使い質問するといいでしょう。中学入試の国語では「因果」「対比」「置換」といった記述の訓練や記号問題の分析にもつながります。これにより、子どもが記憶を整理し、小さなことでもポジティブな視点を持つことができます。
魔法のことば
- 「もう一回言って」:子どもが自分の考えを整理するのに役立ちます。
- 「今、いいこと言ったね」:ポジティブなフィードバックを与えましょう。
- 「日常会話でも語彙量や表現力が高まるよ」:読解力が向上します。
大切なのは、親の「会話する姿勢」を見せることです。たとえうまくできなくても、子どもの会話を受け止め、応えようとする姿勢を見せることが大切です。
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