ユーチューバーの「ゆたぽん」が取得したとXでバズっていましたので知っている子どもも多いかもしれません。中学受験をする家庭にが直接関係がない場合がほとんどですが、正式名称は「高等学校卒業程度認定試験」。直近ではありませんが、留学や海外への大学入学に多少なりとも変化が表れてくると思います。親の知識として以下は知っておくといいでしょう。(不要な方は今回は読み飛ばしてください)
What kind of system is the High School Graduate Certificate Examination?
人生には3つの坂があると言われています。「上り坂、下り坂、まさか。」どれでも前向きにとらえられる状態で以下を読んでいただければ幸いです。
ポイントは3つ。
1.受験資格は満16歳以上
2.8月と11月に全国各地で実施
3.合格点の目安は「各科目ごと」40%以上
高校在学中に高等学校卒業程度認定試験を受験することは可能
合格すれば、高校を中退しても大学受験資格を得ることができます。
そのため、早めに進学を目指す場合や、別の進路を考えている場合に役立つことがあります。
もし、この制度を使う場合は、受け入れ先の大学等の教育機関を事前に調べておくことをお勧めします。
未来の選択肢で認定を先に受けて、早めに進路活用をする方が増えるかもしれません。
・本来は、高校を卒業していない人が高校卒業と同等の学力を証明するもの
文部科学省では「飛び入学」としてそもそも3つにカテゴリ分けされています。
・大学への飛び入学の場合
・大学院への飛び入学の場合
・高等学校卒業程度認定審査
飛び入学についての詳細は文部科学省のHP「飛び入学」を参照ください。
時代の変化と教育改革に合わせて進路の選択肢が制度変更として「少しずつ変わっていくかもしれません。
・高卒認定試験の教科は「8つ」
それぞれに複数の科目があり、全教科合格すると高卒と同等の資格が得られます。
進学校に在籍していた子どもは受験すると意外と取得できやすいようです。
・一度に全ての科目に合格する必要はない
不合格だった科目は次回の試験で再挑戦できます。現在の「中小企業診断士」の1次試験、3年間に7科目全てに合格すれば、2次(筆記式)試験の受験権利が得られるような感じですね。
・全科目に合格すると「高等学校卒業程度認定試験合格証明書」が交付されます。
この証明書により、大学や専門学校などの入学資格が得られるわけです。
文部科学省の「高等学校卒業程度認定審査の合格によって受験等が可能となる採用試験、国家資格一覧」は参考になります。
もし、子どもが学校生活になじめなくなったらという場合の対応だけではなく、子ども自身が自分と向き合い、進路変更をするという選択肢もあることを親として、ちょっとだけ頭の片隅においておきましょう。
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