真夏の都会で、涼を求めながら徳川美術展に行ってきました。大河ドラマの「光る君へ」でも8/18の放送で源氏物語が誕生しました。国宝、重要文化財の違いや御物などがわかるようにまとめてみました。
タイトルは「尾張徳川家の至宝」
至宝(しほう)とは極めて大切な宝のこと。
国宝、重要文化財、重要美術品、その他貴重品がテーマに沿って展示されていました。
Ⅰ:尚武(しょうぶ) もののふの備え
尚武(しょうぶ)とは、武道・軍事などを大切なものと考えることです。
「もののふ」「武士」「侍」などと同じです。大和言葉(やまとことば=日本古来の言葉づかい)で、古風を表現するときに使われる言葉として覚えておくとよいでしょう。
過去にはおばけと勘違いする子どももいましたが、見方が変わると歴史好きになったりします。
国宝の「太刀」や重要文化財の「脇差」は一つのものを所有者が何人にもわたって大切にされていたものだと知り感動しました。
まさに宝物としてお殿様がもっている感じが説明書きで伝わります。
Ⅱ:精雅 茶・能・香
重要文化財の柳燕図(りゅうえんず)は柳にとまる燕を題材に、雨後の情景を描いたものです。
浮世絵で教科書や問題集で一度は見たものではないかと。これも感動。
Ⅲ:求美
重要文化財の純金製の皿や盃も目に焼き付けましたが、思い返せないのでHPで確認(笑)
撮影禁止でしたので興味のある方はHPをご覧ください。→徳川美術館展 尾張徳川家の至宝
違い(程度)について理解する
国宝、重要文化財、重要美術品の違いは何だろうと、ふと思い返しました。
重要文化財は有形文化財と無形文化財があります。
文部科学大臣は、有形文化財のうち重要なものを重要文化財に指定することができます。
国宝は、 重要文化財のうち、世界文化の見地から価値の高い物であり、たぐいない国民の宝たる物であるとして国(文部科学大臣)が指定したものです。
次点が重要美術品となるわけです。
どれも至宝=宝物には変わりありませんね。
ちなみに、皇室が所有する日本刀や絵画、書跡などの貴重なものは御物(ぎょぶつ)といいます。
管轄は重要文化財は文化庁、御物は宮内庁です
日本史みたいになりましたが、個人的には国宝 胡蝶蒔絵将棋盤・駒箱や火縄銃や源氏物語の絵巻に惹かれました。
サントリー美術館にて2024年9月1日まで開催されています。
大河ドラマ「光る君へ」を見ているファンの方は「源氏物語の絵巻」がたまらないようです。
8/18の放送で、源氏物語がいよいよ誕生しましたね。時代が古いので、ピンとこない場合もあると思います。
登場人物の相関図はコチラ→朝日新聞デジタル
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