家庭で子どもの自己肯定感を高めるためには、親子のコミュニケーションが大切です。日常生活の中で子どもの努力を認め、失敗を前向きに捉える姿勢を育てましょう。自己表現の場を提供し、自己理解を深める手助けをすることで、子どもは自信を持ち、成長します。
日々の努力を認める
子どもの自己肯定感を育てるためには、日々の小さな努力を見逃さずに認めることが大切です。
試験の点数や成果だけでなく、勉強や課題に取り組む姿勢を褒めることで、子どもは「自分の努力が価値あるもの」と感じるようになります。
例えば、宿題を終えたときには「最後までよく頑張ったね」と声をかけたり、新しいことに挑戦する姿勢を見せたときには「その挑戦に取り組んだことは、素晴らしいね」と励ましたりすることが効果的です。
親が「子どもの努力をしっかり見ている」ことを示すことで、子どもは自信を持って取り組むことができるようになります。
恐怖>不安>通常>やる気>自信>成長
例えば「漢字」が恐怖のレベルならば、不安レベルまでにすることが必要です。
子どもの「いつもお母さん(ママ)にしかられる。」ということについて,私の切り返しは「起きている時間のどのくらいか」を子どもに分数で考えさせます。自分のために叱ってくれているのだから、すぐ改めるのが一番いいよと繰り返し言い続けると、叱られるレベルが変わってきます。(ここを成長を実感させることが大事!)
失敗を前向きに捉える
子どもが失敗を経験したとき、親の対応がその後の成長に大きな影響を与えます。
失敗を責めるのではなく、学びの機会と捉える姿勢を示しましょう。
例えば、テストの結果が思わしくなかった場合
「どこが難しかったのか一緒に見てみよう」と誘導し、次回に向けての対策を考える時間を作ります。
他者に託しても構いません。
自分で解決できるものはすぐにとりかかれるはずです。
また、子どもが自分の失敗について話すときには、しっかりと耳を傾け、「失敗から何を学んだか」を一緒に考えることが大切です。
「どうすればいいか」は自分で考えさせ、次の行動は「3分」「3回」「3人」を目安に行動を促しましょう。
追い詰めすぎないことがポイントです。
失敗を経験することで子どもは成長し、次へのチャレンジ精神を持つことができます。
自己表現の場をつくる
自己表現の場を提供することは、子どもの自己肯定感を高めるために非常に重要です。
家庭内で自由に意見や感情を表現できる環境を整えましょう。
例えば、家族で話し合う時間を設け、子どもが自分の意見を述べる機会を作ります。
何でもいいから1分間ずっと話す。その間に聞く側は相槌を打ち、話をとぎらせないことです。
次は、1分間ずつ交互に話をしてみる。受け答えの型ができます。1分でなくても構いません。
次は2~3分間ずっと話す。ここまでできれば、かなり論理的思考力が組み立てられるようになります。
話題は何でもいいと言いましたが、絵画や音楽、スポーツなど、子どもが興味を持つテーマがよいでしょう。
自分で考えて、整理し、自分の才能や興味を発見する手助けをします。
例えば、映画を観て楽しかった場合
休みの日に、映画館のスケジュールを見て家族で映画を観た。
「もしも、徳川家康が総理大臣だったらという映画だった。」→公式サイトはコチラ
子:この映画、なんか不思議な楽しさだった。
親:そうだね、どういうところが特に楽しかった?
子:歴代の有名人が知恵を絞り日本の世の中を変えるところ
親:歴史上の偉人たちをAIで復活させ、最強内閣を作るなんてぶっとんでいるね。
例えばどんな場面?
子:コロナ禍、ロックダウン(日本の封鎖)をすぐに決めてしまうところ
子:でも、ちょっと難しかった。
親:どんなところが難しかった?
子:「まつりごと」って何?あと、大臣が何をしているのかがちょっと難しかった。
親:「まつりごと」は政治のこと。大臣は農業とか教育とかの日本のTOP。
子:TOP中のTOPが「内閣総理大臣」ということだね。
親:「内閣」の仕組みがわかるともっと面白さが湧くと思うよ。
時代が違う偉人が会話できるのはAIだからだろうし、過去の偉人が化学反応を起こし日本を良くしていく思いを現代の私たちはどう考えるかを感じたな。
原作の小説、読んでみる?
子:うん!
ちなみに原作は、『もしも徳川家康が総理大臣になったら』(著:眞邊明人 発行:サンマーク出版)
歴史の単元で言えば、明治維新後、公民の単元で言えば、内閣の後に読むといいですね。
親が子どもの表現を受け入れ、肯定的に捉えることで、子どもは自分に自信を持ち、自己肯定感が育ちます。
コメント