北陸新幹線が東京から敦賀まで延伸し、その教育的価値がさらに高まりました。本記事では新幹線の速さの秘密や通過する県の地理・歴史を学ぶことで、中学受験に役立つポイントを詳しく解説します。特に、能登半島地震や伝統工芸品などの地域特性を踏まえた出題可能性を考察し、小学4・5年生の学習内容と結びつけることで理解を深めます。北陸新幹線と共に学びの旅に出かけましょう。
北陸新幹線の出題可能性はかなり高い
北陸新幹線は東京駅(東京)~金沢駅(石川県)を結んでいましたが、2024年3月、敦賀駅(福井県)まで伸びました。
長野オリンピック・パラリンピック(1998年)に向けて高崎駅(群馬県)と長野駅(長野県)を結び、「長野新幹線」とも呼ばれていましたのがはじまりです。
将来的には新大阪駅(大阪府)まで結ぶ予定です。
東京駅を出発したらどういう都道府県を通るのかを想像してみましょう。
東京都→埼玉県→群馬県→長野県→新潟県→富山県→石川県の順です。
小学45年生で河川や平野、特産物、工業を学ぶため、学年があがるにつれて、知識の結び付けがしやすくなります。
また、能登半島地震で甚大な被害に見まわれた石川県が含まれているため、北陸新幹線との関連、また、「輪島塗り」等の伝統工芸品の知識を気候と関連した出題されることも予想されます。
歴史だと日本三名園の「兼六園」もあるので、注目度はここ数年高くなります。
【問題】新幹線がどうして速いのか理由を2つ挙げてください
いろいろありますので、「普通電車」と比べることをお勧めします。(対比)
また、電車そのものと周辺設備をセットで考えるところまでいきつけば万全です。(視野・視座)
新幹線が速く走れる理由は、大きく分けて「車体自体」と「周辺整備」の2つの要素に分けられます。
① 車体自体
まず、新幹線の車体は軽量化されています。軽量化することで、加速や減速がスムーズになり、燃費も向上します。また、先頭部分のデザインが流線形になっているため、空気抵抗が大幅に減少し、高速での走行が可能になります。さらに、新幹線のモーターは非常に強力で、高速での走行を支えるパワーを持っています。
② 周辺整備
次に、新幹線が走行するための周辺整備も重要な要素です。新幹線のレールは普通の鉄道よりも幅が広く、安定した走行が可能です。また、新幹線の線路には踏切が存在しないため、列車がスムーズに走行できます。これは、子どもたちが気づくと素晴らしいポイントです。さらに、人や動物が線路に入らないように「高架橋」などの工夫が施されており、これも鉄道好きには興味深い点です。最後に、新幹線が高速で走行できるように、線路のカーブや勾配が緩やかに設計されています。これにより、高速走行中でも安定した運行が可能になります。
以上のように、新幹線が速く走れる理由は、車体の設計と周辺環境の整備にあります。これらの要素が組み合わさることで、新幹線はその速さと安全性を実現しています。
【答え】何個かあげてみましょう。
①車体自体
・車体が軽量化されている
・先頭デザインが流線形
・モーターが協力
②周辺整備
・レールの幅が広い
・そもそも踏切がない(ここに子どもが気がついたら素晴らしいです)
・人や動物が入らない(高架橋と言える子は鉄道好き鉄板です。)
・走行速度を維持するためにカーブや勾配が緩くつくられている
日本の新幹線は10路線あることとと、「リニア中央新幹線」の開業が期待されていることも合わせて知っているといいですね。また、海がない県と同じように新幹線が通らない県はあるか等調べると社会地理の自信がつきます。
記述問題で新幹線が高速で走れる理由を90文字で答えるとこんな感じになります。
新幹線は、在来線と比べると、軽量化された流線形の車体と強力なモーターに加え、幅の広いレール、踏切のない線路、高架橋、緩やかなカーブなどの周辺設備により、高速走行を実現しているから。
こういう質問を授業時にできる国語や社会、理科の先生に出会えたらラッキーです。
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