アウトプットする能力として外国の人に味わってもらいたいものは食べたかと質問する機会、おすすめを聞かれる機会があったら、この3つのどれかを紹介するように家族で一度は会話してみましょう。意外と子どもが食べたことがない、好まない食材もあるかもしれませんが、外国人に紹介するときにどのようなものかを自分のことばで説明できるように味わっておくといいです。地理と結びつけて説明します。 Be amazed by Japan’s specialties! Three flavors that impress foreigners
1.うに(塩うに)
うには、日本の海の幸の代表格です。
特に塩うには、うにの卵巣や精巣に塩を加えて保存食にしたもので、その濃厚な味わいと磯の香りが特徴です。
福井県の「越前雲丹」や北海道産のうには特に有名で、酒の肴やご飯のお供として親しまれています。
外国人にとっては、初めての体験となることが多く、その独特の風味に驚きと感動を覚えることでしょう。
寿司屋さんでで「ウニの軍艦巻き」紹介するのがいいかもしれませんね。
2.からすみ
からすみは、ボラの卵巣を塩漬けにし、天日で干して乾燥させたものです。
その形が中国の墨に似ていることから「唐墨」と名付けられました。
長崎県が名産地として知られており、特に五島列島で漁獲されたボラの卵が最高級品とされています。
からすみは、スライスしてそのまま食べたり、大根と一緒に食べるのが一般的で、その濃厚な味わいが外国人にとって新鮮な驚きをもたらします。
3.このわた
このわたは、なまこの腸を塩漬けにして熟成させた「珍味」です。
平安時代から続く歴史ある食材で、能登半島や伊勢湾が名産地として知られています。
なまこの腸のコリコリとした食感と、塩辛い風味が特徴で、酒の肴としても人気があります。
外国人にとっては、なまこ自体が珍しい食材であり、その内臓を使ったこのわたはサプライズ級です。
英語用(For English)
- Sea urchin (salt sea urchin)
Sea urchin is a representative of Japan’s seafood. In particular, salt is made by adding salt to the ovaries and testes of sea urchins to make it a preserved food, and is characterized by its rich taste and scent of the seashore. It is especially famous for “Echizen Untan” in Fukui Prefecture and sea urchin from Hokkaido, and is popular as an accompaniment to sake and rice. For foreigners, this is often their first experience, and they will be surprised and impressed by its unique flavor. - Karasumi
Karasumi is made by salting the ovaries of the mullet and drying them in the sun. It was named “Tang ink” because its shape resembles Chinese ink. Nagasaki Prefecture is known as a famous production area, and the mullet eggs caught in the Goto Islands are considered to be the highest quality. Karasumi is commonly sliced and eaten as is or with radish, and its rich flavor brings a fresh surprise to foreigners. - Konowata
This cotton is a delicacy made by salting and ripening the intestines of sea cucumbers. It is a historical ingredient that has continued since the Heian period, and the Noto Peninsula and Ise Bay are known as famous production areas. It is characterized by the crunchy texture of the sea cucumber intestines and the salty flavor, and is also popular as a side dish for sake. For foreigners, sea cucumber itself is an unusual ingredient, and this cotton made with its internal organs provides an even greater surprise.
中学入試でおさえておきたいこと
中学入試では「うに」、「ぼら」、「なまこ」の名称から、食材を通じて社会や理科の観点で生物、保存食、産地、珍味などを理解し、子ども自身が自分のことばで論理的に伝える時がくると信じましょう。好きか嫌いかはその次の個人の感想です。中高生になったときにきっと役立ちます。洋の東西を問わず、子どもの話を聞いた相手はきっと日本独特の味に興味を持つでしょう。
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