漢字の練習は普段は塾や問題集の教材に沿って学習していると思います。一生モノのスキルですので、「自ら学習しようとする習慣を身に付じぇる」かどうかです。個人的には朝に計算演習とセットでやることをお勧めしています。Kanji Practice at Home: Effective Approaches and Tools.
ポイントは毎日コツコツやること!
・決まった時間に実施し続けることがまず大切です。スピードはあとから必ずついてきます。
・ちょっとあやふやな問題は自問自答をもう1回やること。または、あやふやな印をつけておくこと。
・全くできなかった問題への対応をルーティン化すること。
再現できるようにするにはどうするかについて時間を使うことが大切です。
・1回でできたものは次はやる必要はありません。
型をつくること!
学校の先生、塾の先生、保護者でやり方がそろっている場合とそうでない場合がありますが、普段の練習は「型」として一定の学習方法を個人で確立しておくと、自分なりに成長していきます。
・一定の時間でテストや練習をする。(練習する時間と直す時間を決める)
タイマーやストップウォッチを使うことが有効です。
・直したものをどう確認するか(3回その場で書き直す、もう1回見る等)
読みと書きを同時に意識して直し、再現できるようにすることが大切です。
例えば塾で先生に直した状態で提出するとき、漢字の小テスト前に直したところだけを見る行為も有効です。
ノートに書くことが王道だが、電子辞書やアプリを使うという手段もあること!
ノートに間違えた感じを書き直すことが王道ですが、その場で解答欄の横に赤字か青字で3回書くぶつぶつ言いながら書くことでも同意です。やりやすい方法を探りましょう。塾や家庭教師で提出ルールがあるならば、直しの方法を相談、交渉するのもありです。
以下2つを参考に子どもにあったものを用意してあげるといいです。
常用漢字筆順辞典 アンドロイド版はコチラ 辞書より早いです。アップル用は→コチラ
小学生手書き漢字ドリル1026-はんぷく学習シリーズ アンドロイド版は→コチラ アップル用は→コチラ
アプリの場合はゲーム感覚のもののありますので、親のアプリに入れて、親が実際にやってみて親のアプリでやらせる等工夫してもよいと思います。
中高生になるとタブレット配布やノートPC利用とどのみちICT器具は文房具になりますのでスマートフォンに入れて遊ばせても問題ないルールをいつ作るかによります。
【入試問題】
【問題】次の下線部のカタカナを漢字で書きなさい。
市役所のスイトウ係。
これが漢字で書ければ素晴らしいですね。
過去に学習院中等科の国語の最初の一問で出題されました。
【正解】出納
意味は、現金の入金や出金について日々細かく管理すること。「出納帳・出納簿」=小遣い帳と置き換えるといいです。誤答としては「水筒」、次いで「水稲」の誤答が多いです。
一般的ではありませんが「シュツノウ」と読む場合も間違いではないです。よって、中学入試では漢字で書かせる問題として出題されることが多いです。
「水稲」と答えた子どもは社会が得意な子が多いですので、逆にほめてあげてください。お米は「水稲」と「陸稲」があることを知っている時点で立派です。※陸稲は水稲の900万分の1くらいの収穫量です。
練習したものをただ書いているだけならば危険信号です。読めるけど書けないという場合がほとんどですが、読みと書きをセットで表現できるにはと常に考えて工夫するようにコツコツ練習する勇気づけをしてあげるといいでしょう。
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