6月の学習の大切さと親の役割

6月の学習の大切さと親の役割

GW、5月病が世間の話題にあがり、あっという間に6月は素通りしていきます。中学受験を控えた6月は、学習の質と量を見直す絶好の機会です。特に小学校6年生は第一志望校合格に向けた戦略を具体化する大切な時期です。ここでは、親として6月にどのようなサポートをすべきか、3つの重要なポイントに分けて解説します。

目次

1.学習計画の見直しと調整

定期的な計画チェック


6月は、これまでの学習生活を見直し修正できる時期です。年間計画に沿って学習が進んでいるかを確認し、必要に応じて修正します。親としては、以下の点に注意して学習計画をチェックしましょう。

進捗状況の確認

子どもが各教科で設定した目標を達成しているかを確認します。特に苦手科目に関しては進捗が遅れていないか注意が必要です。バランスの取れた計画は勉強だけでなく、休息やリフレッシュの時間も計画に組み込まれているかまで確認することが大切です。長時間の勉強が続くと集中力は確実に低下します。適度な休憩が重要です。

柔軟な対応

子どもの理解度や体調に応じて、計画を柔軟に調整することが大切です。無理なく継続できる学習環境を整えることが目標です。時間で区切る、内容で区切る等ルールは家族内で決めておきましょう。例外は「特例」としてその日は学習することをリセットすることも含めて親子で決めておきましょう。

効果的な時間管理


時間管理の重要性を理解し、子どもと一緒に一日の時間配分を考えましょう。カレンダーにはじまり、タイマーやスケジュールアプリを使って、効率的に時間を管理することをお勧めします。勉強時間は45分から1時間に区切り、その後に10分から15分の休憩を意識的に取ると集中力が維持しやすくなります。子ども自身が意識的に言えるようになることと、5分程度の誤差は認める寛容さが休日に変化のない6月は特に有効です。

50分+10分が家庭学習の目安としてアドバイスすることが多いですが、例えば、国立の筑波大附属駒場中の入試問題は国語が40分です。時短ができる場合は40分+10分休憩でもよいと思います。

2.模試の活用とフィードバック

模試の重要性

6月は模試を活用して実力を把握するための絶好の機会です。模試を受けることで、現在の学力を客観的に評価し、弱点を明確にすることができます。

定期的な模試の受験

主要な模試を受けることで、他の受験生との比較ができ、自分の位置を確認できます。模試の結果を受けて、どの教科や単元に重点を置くべきかを判断します。塾内模試、外部模試それぞれの違いを母集団で説明できているか子どもに聞いてみて、必要であれば丁寧に説明しましょう。

結果の分析

模試の結果を分析し、間違えた問題の原因を探ります。単純な計算ミスなのか、理解不足なのかを見極め、再度学習計画に反映させます。正答率の高いものを間違えた場合は特に模試を最初に受けた時に意識することで、修正しやすくなり、学習成果の向上が期待できます。

フィードバックと改善

模試の結果を受けて、子どもと一緒に具体的な改善策を考えましょう。普段の学習方法、学習内容、時間帯の枠組みのどこを改善するとよいのかを親子で話し合ってみましょう。塾の先生からアドバイスを個人的に受けていれば参考にしてやってみましょう。(普段の学習をどのようにやっているかわかってくれている先生のアドバイスならば積極的に修正するhざうですが、そもそも間違えているので注意されたとしょげることもままありますので、促し方の見極めが大切です。)

フィードバックの提供

模試の結果について、子どもに建設的なフィードバックを親として「提供」します。結果に一喜一憂するのではなく、次のステップに向けて何を改善すべきかを具体的に話し合います。塾の先生がしてくれる場合もありますが、どういう話を受けたのかは子どもを通じで内容を聞きましょう。

具体的な対策の実行

例えば、算数の特定の問題が苦手なら、もう一度その問題を解く、全く歯が立たなければ、その分野に特化した問題集を部分的に追加する、または、家庭教師や塾の個別指導を検討するなど、具体的な対策を実行します。

3.メンタルサポートとモチベーション維持

心の健康をサポート

中学受験はストレスを感じやすい時期です。親として、子どものメンタル面をサポートすることも重要です。以下は普段どのような感じで子どもと接しているかをちょっと振り返ってみましょう。

定期的なコミュニケーション

毎日子どもと話し、学校や勉強のことで感じている不安や悩みを楽しかったことを含めて聞きます。話を聞くことで、子どもが安心し、心の負担を軽減できます。「特にないよ」という場合は表情や言動を見て、本当に特にないんだなと思えればその日はそれでよいでしょう。

リラクゼーションの推奨

適度な運動や趣味の時間を取り入れることで、リフレッシュさせることが大切です。リラクゼーションが学習効率を高める効果があります。

モチベーションを高める


モチベーションが高い状態を維持するために、短期的な目標を設定し、それを達成するたびに褒めることで、子どもの自己効力感を高めます。例えば、「今週は算数の問題集を10ページ進める」など、具体的で達成可能な目標を設定します。また、小さな達成に対してご褒美を与えるシステムを導入すると、子どものモチベーションが高まります。ご褒美は物質的なものだけでなく、一緒に過ごす時間や好きなアクティビティでも良いでしょう。

6月は中学受験の成功に向けて非常に重要な時期です。親としては、我が子への学習計画の見直し、模試の活用とフィードバック、そしてメンタルサポートを通じて、子どもが最善の状態で勉強に取り組めるよう支援することが求められます。これらのサポートが、子どもの学習効率を高め、志望校合格への道筋となります。ちなみに、小学校の行事については、中学・高校の学校行事も不参加というご家庭の事情があるのならば、話は別ですが、基本は割り切って参加させましょう。

問題

子どもが朝起きる時間、寝る時間を改めて固定させることで、夏休みの前までの生活の調整を図りましょう。

【問題】この時期に親が気を付けることとして、私がよくするアドバイスとは次のうちどれでしょう?
(1)読書タイム
(2)土日の使い方の決定
(3)視力・聴力検査

【答え】(3)
特に、学校見学(フェアやHP調べも含む)と併せて眼科の受診を計画立ててすることをお勧めします。

視力低下や眼圧の変化は文字や映像を見る機会が多い時代的な要因もあります。

早めに眼科を受診することをお勧めします。

受験生は秋に眼科や耳鼻科へ行く場合は模試や土日の特訓授業、過去問題演習時間などで時間調整がたいへんです。

季節に応じて、または四半期の周期で体調管理する大人も多くいらっしゃいますね。

学習相談はコチラ→IN国語教育研究室HP上段の「お問い合わせ」からお願いします。

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この記事を書いた人

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