子どもに教えるべき言葉遣いとは?

子どもに教えるべき言葉遣い とは?

「馬鹿!」「このやろう!」「●●す」等の下品な会話を見かけたら、どう対応しますか?私が出会った場合は、知っている子どもであればその発した子どもに必ず注意します。昔は近所のお兄さんお姉さん、オジサン、おばさんが注意していたなあと思い出しますが、現在はそういう環境はあまりない時代ですので親としてのかかわり方は瞬間行動が大切です。

目次

まず、一番にしなければならないこと

親としてまず、下品な会話を聞いたら、「どうしてそう思ったのか」をキチンと目を合わせて聞いてあげてください。

関係する人物、取り巻く環境、過去からのつながり等が絡んでいることもあります。

理不尽なとばっちりを受けたなんてときは、言葉の制御はきかず、下品な言葉もでることはありますね。

ヒアリングに時間を割かないと子どもは「わかってくれない」「どうせ無理」など、言う子どもが多いです。

「理由と感情を教えて」と冷静に、我が子であることと、一人の人間として聞いてください。

その次に、「下品な言葉は使わないように」という注意

子どもは学校や、習い事、友達や仲間などを通じていろいろな言葉を学びます。

これは当然、「成長」に関わることですが、下品な言葉を発した場合、

「そういう言葉を『良識がある人』は使わない」

とさらっと伝えます。

わからなければ「違う言い方」で1回でいいので言い直させましょう。

見かけたら流さずに、「ダメなものはダメだ」と親が言い続けるようにすることが現在では必要です。

それは、注意してくれる親戚、習い事の先生、目上の人との日常が少ないと感じる家庭は特に意識してください。

賢い子は必ず治りますし、言葉を選んだ伝え方もできるようになります。

小学4年生で言葉を選んで話ができない子どもは読解スピードが遅いなと感じることを多く経験しています。

言い続けるならば、小学生のうちです。

これにより論理的思考力と語彙力が鍛えられていきます。

「あのちゃんは敬語とか使わないじゃん!」と言ってきたら、「そういう風に仕事として演じている」ことをきっぱり言ってあげてください。もう1回いいます。「仕事として演じている」です。

また、親の「下品な言葉は使わないべきだ」と言い続ける行動は、知的レベルの高い子どもを取り巻く環境が向上することにも結果としてつながります。中学受験勉強は入学後環境も含めた成長の場でもあります。

ちなみに、語彙力がある子どもは下品な言葉もたくさん列挙できます。(当然ですね)

ここまでは、よくある質問ですが、大切だから部分的に何回も見たことや聞いたことがあると感じることでしょう。

以下は、深堀りしていきますので、ここは自分が子どもの時や、我が子が学校にいる時の姿を想像してゆっくりと読んでください。

下品な言葉をどう発したかのレベルを認識する

TPOに沿った会話の仕方でその子の品位や姿勢が現れます。

・下品な言葉を発するか。    (例)あいつ、くそむかつくんだよ。

・下品な言葉を言い替えるか。  (例)あいつにちょっとイラッとするんだよ。

・行った後フォローの一言を添えるか。 (例)あいつくそむかつくんだよ、でもいいやつなんだけどね。

「登場人物の言動はそういうことだ」と重なってくれば物語や小説の言動部分の論理的な思考の幅も広がります。

TPOとは。TはTime(時)。PはPlace(場所)。OはOcation(状況)。企業の研修でも必ず人材育成の項目で対人スキルを身につけるための用語として有名ですね。

講談師神田白山のラジオトーク

個人的には講談師の「神田白山」の普段のラジオトークは下品がまざることがままありますが、直後にフォローをすぐに入れる話し方なので、「不快にならない話し方」として気に入っています。(話のプロとしてしっかりした型を感じています)ちなみにラジオは大人向けです。以前は「神田松之丞」という名でしたが、「真打」に昇進しました。(出世です)彼の本業の講談は機会があれば親子で1回は見に行くといいです。オーラが出ており迫力があります。江戸や明治時代の講談とはどんな感じだったのか、今とどう違うのか等思いがはせられるといいですね。

神田白山のプロフィールはコチラ→神田伯山 (6代目)

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この記事を書いた人

中学受験国語の1:1オンライン指導、ブログを運営しています。

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