中学入試の文章題でスポーツ用語が出ても理解できる?サッカーその他編

紹介

前回は中学入試の文章題でスポーツ用語が出ても理解できる?野球編についてある程度の用語やルールは知っておきたいとした内容でした。今回は続けて、サッカーやそのほかのスポーツについてクイズ形式で触れていきます。

目次

サッカー

【問題】次の(1)~(5)の意味にあてはまる言葉を後の(ア)~(オ)から選び、記号で答えましょう。
(1)キックオフ
(2)イエローカード
(3)レッドカード
(4)オウンゴール
(5)タイムアップ

(ア)試合終了
(イ)試合開始(または再開)
(ウ)自陣のゴールに誤って入れてしまうこと
(エ)警告が重なり退場を命じられること
(オ)反則を行ったことに対して出される警告のこと

※(1)(5)が対比関係にあること、(2)がたび重なると(3)になる場合があることが重要です。

オウンゴールは激しいディフェンスの結果、偶然ゴールに入ってしまうという悲しいケースです。万が一、意図的にオウンゴールをした場合はその選手は退場になります。

ロスタイム(アディショナルタイム)

サッカーにおける「ロスタイム」または「アディショナルタイム」とは、試合終了の合図が鳴った後に追加される時間のことです。通常、試合中にはいくつかの中断があり、その時間が試合終了時に追加されます。

試合中に起こるさまざまなことがロスタイムの理由となります。例えば、ゴールやフリーキック、負傷した選手の治療などがあります。これらの中断は試合時間から差し引かれません。そのため、試合時間が終了しても、実際のプレイ時間が足りない場合は、ロスタイムが追加されてプレイが続行されます。

ロスタイムは通常、主審がフィールド上で実際のプレイを見て判断します。その後、主審が試合終了を宣言するまでプレイが続行されます。この追加の時間は、両チームが試合結果を変えるチャンスを持つことができるように公正に計られます。

ちょっと昔の文章ではロスタイムという表現です。現在ではアディショナルタイムと言われていますので、同じことであると子どもが迷いなく読み進められれば頼もしいです。

その他 激しく争う表現

接戦や死闘といった表現は漢字表記なので、すぐに理解できますが、野球やサッカー以外での表現があります。大人の表現ですが、以下は知っておきたいものです。

「つばぜりあい」 → 剣道 

相手を攻撃したり、相手が攻撃してきた時に、間合が接近し て
つばとつばが競り合った状態を言う。

剣道の「つば」


「がっぷり四つ」 → 相撲

相撲で、両者がしっかりと四つ身で組み合う(四つに組む)さま。 転じて、物事に真っ向から取り組む様子を言う表現に用いられます。「がっぷり四つに組む」とも言います。2人で対決する取り組みなので、お互いの両手が相手のまわしを掴んでいる状態を想像できることです。そこから、投げたり、払ったり、押したりするわけです。

まわし


「デッドヒート」 → 陸上等スポーツ全般

日本語ではゴール間際や優勝決定直前の猛烈な接戦を表す表現として、スポーツ全般について用いられる。

まとめ

スポーツの文章や用語に慣れ親しむためには、積極的にスポーツに関する情報を読んだり、試合を観戦したりすることが重要です。また、以下のポイントにも注意を払うと、スムーズに理解することができるでしょう。

1.スポーツに関する本や記事を読むこと
 慣れない用語や表現に触れる機会を増やします。

2.試合観戦(テレビや現場)
 実際のプレーを見ることで用語やルールを直感的に理解できます。

3.専門用語を調べる
 よくわからない用語が出てきたら、辞書やオンラインでその意味を調べてみましょう。

4.誰かと話す(ディスカッション)
 友人や知り合いとディスカッションをすることで、知識を深めることができます。

5.実践する
 スポーツを実際に体験することで、ルールや用語の意味を理解しやすくなります。

受験勉で時間が取れないこともままあると思いますので、ちょっと機会があればこれらの方法を組み合わせて活用してみてください。スポーツの文章や用語に対する理解力を向上させることができます。過去の先輩の例ではゲームをやってみたり、YouTubeを観るという方法をとったと教えていただいたご家庭もあります。

前回の記事はコチラ↓

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中学受験国語の1:1オンライン指導、ブログを運営しています。

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