6年生は、できれば投票日でなくとも、期日前投票には同行させてほしいです。選挙権は満18歳以上の人が持っています。衆議院が解散し、選挙が行われることになりました。地域の代表をみんなで決めるという重要な行事です。選挙に行く意義を子ども自身にも考えてもらい、近い未来の日本を少しずつ変えていく代表者を選びます。Let’s go to the election with our children! Educational Effects and Methods of Practice.
政治改革、経済対策、外交、社会保障、教育、地域再生、社会のあり方など、政党によって重点を置く部分が異なります。メディアでは裏金問題や世襲議員などが特に報じられていますが、要するに、住んでいる地域の代表は誰が良いのか、政党はどんな社会を目指しているのかを読み取り、一票を投じる行為を自分事で考えることが重要です。衆議院として誰を選ぶのか、政党としてどこを選ぶのかは別でも構わない地域も多くあります。
子どもが混乱する場合は「無所属と書いてある候補者に投票する場合」とし、「政党をどこにするか」と説明すると納得する子どもが多いです。
選挙でよく出るワード
以下は6年生であれば、すでに学んでいる内容で、良い復習の機会になります。国語の観点からみると、漢字で書くことと、その漢字から簡単に内容を説明できることです。
今回は、衆議院の「小選挙区比例代表並立制」と国民審査についてです。
直接選挙
有権者が候補者に直接投票する原則です。
普通選挙
すべての成年市民が投票権を持つ原則です。性別、財産、教育などで投票権に制限を設けないことが特徴です。
秘密選挙
投票者の選択が他人に知られないようにする原則です。これにより、自由で公正な投票が保障されます。
平等選挙
すべての票が平等に扱われる原則です。1票の価値が等しくなるように選挙区の調整が行われます。調整された場合は、どこが調整されたかを見せてあげると良いです。
国民審査
最高裁判所の裁判官の適任性を国民が審査する制度です。選挙と同時に実施され、有権者が「罷免に賛成」または「反対」の判断を投票します。審査対象は任命後初めての国政選挙時と、その後10年ごとの国政選挙時です。多数が罷免に賛成した場合、その裁判官は辞職します。この制度により、司法の独立性と国民の監視権が保たれます。
小選挙区制では選挙区の議員を、比例代表では政党を選び、最高裁判所裁判官の「国民審査」も行います。どう選ぶのか、自分の考えをしっかり持って一票を投じる意味を子どもに伝えてほしいです。
国民が、国会に対し選挙をするという観点
三権分立をより深く学ぶチャンスです!
選挙の投票率を上げる問題をどう解決していくか
選挙の投票率を上げるためには、まず、選挙の重要性を広く周知し、有権者に投票の意義を理解してもらうことが必要ですね。次に、投票の利便性を向上させるために、期日前投票や郵便投票の制度を充実させることが重要です。また、若者の政治参加を促進するために、学校教育での政治教育を強化し、若者が政治に関心を持つようにすることも効果的です。さらに、選挙に関する情報を分かりやすく提供し、有権者が候補者や政策を理解しやすくすることも大切です。実際にはどう感じているか少しでも、話あってみてはどうでしょうか。
選挙×何かをコラボで考えてみる
解決策を具体的に考えるとすると、どういうことが考えられるかを自分の考えをもてるようにするとより、深められた学習がなされます。過去に出た子どもの意見です。簡単にまとめてみました。
選挙×オンライン投票
インターネットを利用して、自宅から簡単に投票できるようにすることで、投票率を向上させます。特に若者や忙しい人々にとって便利です。スマホでいいじゃんという意見です。
選挙×ソーシャルメディアキャンペーン
SNSを活用して、選挙に関する情報を広めたり、投票を呼びかけるキャンペーンを展開することで、特に若者層の関心を引きます。選挙自体よくわからないから、SNSで広めてはどうかということです。
選挙×イベント
投票所を地域のお祭りやイベント会場に設置し、投票を楽しい体験にすることで、参加意欲を高めます。家族連れや友人同士で投票に行くことができます。選挙の日にフェスティバルやパーティーを実施する国(地域)もあります。
選挙×教育プログラム
学校やコミュニティセンターで選挙に関する教育プログラムを実施し、若者に選挙の重要性を教えることで、将来的な投票率を向上させます。「Vote Smart」プログラム、「Civic Education」 、「Project、Rock the Vote」等、中学校の説明会やパンフレットに乗っていればそれにあたります。特に、「Civic Education Project」での模擬選挙などは有名ですね。
選挙×リワードプログラム
リワードプログラムは、ユーザーや顧客に特典や報酬を提供することで、参加や購入を促進する仕組みです。例えば、ポイントを貯めて商品やサービスと交換できたり、特定の行動(購入やサービス利用など)に対してクーポンや割引が提供されたりします。選挙の場合、投票者に対して地域の店舗で使えるクーポンやポイントを提供することで、投票率の向上を目指すことが考えられます。これにより、投票がより魅力的で身近なものになります。選挙の帰りに地域で買い物して帰るというおまけつきの発想ですね。リワークプログラムという語彙力もつけらえます。
投票に行くと税金が安くなるのが一番じゃない?という子どもが多いです。税金高いなということを親から聞いているということが一番大きな影響だからでしょうね。半面、現時点では人口構成比率から、若者が投票しても大勢は変わらないのではないかという鋭い指摘をする子どももいます。理解が進み、議論が深まりますね。
これらのアイデアを考えるだけでも、選挙がより身近に感じられ、成人したら投票しやすくなることを願います。
投票に行かないということ
これは放棄ですので、現状のままでよいという意思表示ですね。白紙投票も今回は期待する人や政党がいなかったという意思表示であることも含めて学んでおくことができます。
知識を知恵にする準備は身近には親にしかできないことです。今回の選挙の説明だけでもぜひ親子で話をしてみてください。
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